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スコール。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ≪雨の音≫を聴きながらの、おじいちゃんとおばあちゃんの会話 *あくまでもフィクションです

おばあちゃん:雨が降ってきたわ。そう言えば、私が小さかった頃、長靴を履いて、雨の中の水たまりを歩くのが好きだったのよ。水が長靴の中に入ってきて、歩くたびに、長靴の中がグチョグチョ音がしてね。

おじいちゃん:水たまりかぁ。僕も好きだったよ。水たまりの中に入って、わざとびちゃびちゃさせて、好きな女の子の方に、水しぶきを浴びせかけたりして。

おばあちゃん:いけませんねぇ。そう言えば、昔は、梅雨時は、もっとゆったりと降っていたような気がするんですけど、何だか激しい雨のことがありますねぇ。スコールみたい。

おじいちゃん:昔は、日本は、四季のある温帯だと言われていたけど、この雨の降り方を見ると、熱帯の気候に変わったんじゃないの?と思うくらいの激しい雨だね。だから、きっと、スコールと呼んでいいと思うんだけど。

おばあちゃん:スコールって言葉の語源、知ってる?北欧起源と考えられているのよ。ひょっとしたら、古スカンジナビア語で「叫び」を意味するskvala に関連するのではないかと推測されているみたいよ。
地球🌏が、『緑や木が少なくなって、直接日に照らされて暑いよ〜、って、叫んでいるのかもしれないわね。』
あ、なんか、雨があがって、太陽が顔を出したわ。

おじいちゃん:  ワー‼︎

おばあちゃん: 何を叫んでるの?

おじいちゃん: 日に照らされて、毛が無くなった頭が熱い🥵。

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