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幕開け前夜、何思ふ

明日、僕らは新たな挑戦を始めます。

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ここ、丸の内に立つことが決まったのは、o/sioが渋谷のパーラー大箸とコラボが決まった時だった。

それまでは、代々木上原sioにてsio株式会社のチーフソムリエ亀井ことタップさんに師事。

あいにくお酒が大好きな僕ですが、ノンアルコールという世界を開いて、広げてもらい、料理とお酒・お茶のペアリングや、ミシュラン星付き店での業務、そしてsioのイズムはシェフから、そして取り巻く環境や、仲間から日々教えてもらった。


そしてある日、シェフから
「丸の内をなんとかして欲しい」と声がかかった。


会社の日々の営業報告で聞いていた内容、そして実際の現場の空気感。

上のシェフのnoteにもあるが、丸の内の土地柄もあり、大きなダメージを受けており、売上は以前の半分以下、丸の内を歩いても、そもそも人がいない。

渋谷のパーラー大箸とのコラボで、普段渋谷まで足を運べない方達が楽しみに来てくれたこと、「頑張って!」の応援に支えられ、なんとか毎日を過ごすも先の見えない不安が僕をはじめ、o/sio全スタッフにあったと思う。


そして休業へ ...

休業中は、渋谷のパーラー大箸への応援や、大阪ザ・ニューワールドのsioコラボイベントへの出張など、幸いにも様々な地の仲間と働くことができ、新しい発見や自分と向き合う良い機会になり、やりたかった日本酒の勉強など自己啓発も出来た。

ただ、どこか煮え切らない気持ちがあり、付いていた火が消沈して、消し炭になってしまいそうな自分がいた。

きっと僕だけじゃない、仲間から相談も受けた。

そして、動いてくれた。


レストランがこれだけ打撃を受けている状況において以前の業態を続けられないのであれば、一度壊しても構わないんじゃないか」

「僕はスタッフの心の中にくすぶっている火を見たんです。そして、その火を燃やし続けるのが僕の役目じゃないか」

「すべてをまっさらにし、皆で一から、新しいo/sioを作ろう」

ー鳥羽周作ー


ただ、今回はシェフは輪に入らず見守る。

そしてスタッフの皆が考え作り上げる店に、

賭けてくれた


戦うための武器は【肉とイタリアン】

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シェフをはじめ、[食のクリエイティブカンパニーシズる]の皆にも助けてもらいなんとか明日オープンを迎えることが出来ましたが、イタリアンに精通してる奴も、イタリアで修業した奴もいない、ゼロスタート、いやマイナスかもしれない。

ただやるしかない、勝つしかない戦いが始まります。

昨日シェフや会社の仲間たちに試食をしてもらい、
味に感動してもらい、叱咤激励を受け、
くすぶってた野郎達に完全に火が付きました。

流れが変わったのを肌で感じた。ビリビリ伝わってくる、そしてこのワクワク感。

今、ここに残しておきたいのは

自分がやろうとおもった仕事に没頭しないと駄目ですよ、好きにならないと駄目です。
自分の仕事に惚れないとだめなんですよ。

あれが駄目これが駄目って言ってたら一生まともなことはできないと思います。

だから自分がこれを覚えようと思ったら必死になって死にものぐるいでやるということが成功に繋がるだろうし、自分が濃くなったときに立派な人間になれるんじゃないかな、私はそう思うんですよね。

自分の尊敬する鮨職人、小野二郎さんの言葉だ。


消し炭は良く燃える

僕は最年長ですが、今のo/sioは平均25歳の若いチームです。

そんな若く勢いしか無い仲間と丸の内で勝ちに行きます。決められたルール、範囲内でどれだけやれるか、

仕事の

スピード感
キレの良さ
空気感
緊張感
そして責任感

生きた料理を届けることに全身全霊をかけ、


o/sio   はじめます


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