見出し画像

邑南町へ。食に真摯に向き合うお店でおいしいごはんをいただきました。

おはようございます。

先日のことですが、すごく久しぶりに邑南町まで出かけてきました!

邑南へは仕事で向かったのですが、お昼ごはんを昨年10月にオープンした「食堂soil」さんでいただきました。


「soil」さんは、「カフェこめじるし」さんの敷地内にできた「たかきび」という雑穀を使ったお料理を提供される食堂です。
「食堂」っていうのがいいなあ…。

もともと、町内の農家さんが栽培されているたかきびを使って「こめじるし」さんがベジバーガーなどを作って提供していらっしゃったのですが、現在はご自身でたかきび栽培を始められ、たかきびと国産小麦粉を使用した手打ちの「たかきび麺」を作っておられます。

「たかきび」という食材に出会った「こめじるし」さんが、その思いを共感する仲間と一緒に、新しいステージを迎えられたのだなあ、としみじみ感じました。

お店もとてもかわいくて、「こめじるし」さん同様、雑木の森を眺めながらゆっくりと食事が楽しめます。畳に座って、「こめじるし」さんとはまた違う雰囲気。

ちなみに、食事を待っているときに、普通に川の向こうを鹿の家族が飛び跳ねながら通っていきました!

いただいたたかきび麺は、粉の味わいが感じられ、やわらかな食感でお子さまやお年を召した方にも良さそう。

白と赤、ソースの辛さを選べます。

コロッケやサラダなどの副菜もこだわりを感じ、ひとつひとつの手間がていねいでありがたく…。たかきび入りのごはんもおいしかった!
たかきび麺のほかに、米粉の麺もあるそうです。

来られている方が皆さん楽しそうにお店の方とお話されているのがとても印象的でした。

たかきびを粉にするための自家製粉の機械も置いてあって、「妥協なく、自分たちで育てたものを、きちんと提供する」という矜持を見た気がしました。
自分たちがお店に対して「なんだかいいなあ」と感じるのは、「食への真摯な向き合い方」というところを知らずのうちに受け取っているからなんだろうな、と思います。
町内で栽培されている雑穀に心を動かされ、光を当てて磨き上げて…きっとこれからも大変なことが多いと思いますが、変わらずこの営みが続いていてほしいなと強く感じました。

食事の後はお隣の「こめじるし」さんにも。

自家焙煎のコーヒー、こちらもとてもおいしくて、満たされた気持ちになります。

店内には、普段カフェで使用されている食材や、オーナーさんがずっといとおしんでこられた山陰の民藝のうつわが販売されています。

いつも思うのは、もちろん遠方からおいしい料理や素敵なインテリアを楽しみに来られた方はそうですが、町内の常連さんたちがいらして、楽しそうにおしゃべりをされたり、おひとりでコーヒーを楽しんだりされているのが、本当に素敵だな、ということ。
町になくてはならない場所なんだろうなあ。久しぶりにお伺いして、さらにその気持ちが強くなりました。

「こめじるし」さんではコーヒーや焼き菓子(スコーンやマフィンなど)のテイクアウトもできます。この日も有機バナナのスコーンや、あずきと青大豆きな粉のヴィ―ガンマフィンなど、おなじみのおいしそうなお菓子が並んでいました。

島根の東部からだと長距離ドライブになりますが、癒されて満たされて、満足!できる場所。
「soil」さんとともに、ぜひお出かけくださいね。


サポートありがとうございます。とてもとても励みになります。 島根を中心としたNPO活動に活用させていただきます。島根での暮らしが、楽しく豊かなものになりますように。