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好きなものを好きと言うために #ホテル空想分析 に至るまで

くらた

推しを熱く語る友人はまぶしい。
好きなものや人の、良いところもちょっと足りないところも、まるっと愛して言葉を尽くして布教する。時にはそれめちゃめちゃ大事なんじゃない?みたいな改善案まで提示する。

その熱量にあてられて、動画を見てみたり、商品を買ってみたり。推しを熱く語る伝道師たちは身近な誰かを自然と動かしてしまう。

私にはそれができなかった。

好きを語れない私に気づいたとき

語るだれかと、聞き手の私

初めて気づいたのは小学校高学年のとき。その頃から好きだったのがミュージカル観劇で、同世代にはなかなか共感者が見つけられずネットの海を泳いでオフ会に行くような小学生だった。

出会った趣味仲間はサイトを運営し、作品の感想をレポートやイラストでアップしていた。そうだ、私もあの瞬間そこに心動かされたんだ!と思い出す「読者」側の私。好きなものの好きな理由を言語化できなかった。

小学生でオフ会。親となった今じゃ考えられないが、幸い良いお仲間と巡り会えて交流は気付けばもう20年。その当時の仲間は好きを貫いて、役者やプロデューサー、演劇ライターになっている方もいる。

書けなかったエントリーシート

心を動かされるたびに、好きを語れなくて悔しい。だけど好きなものは好きだから好きなんだよ。推しが尊い、理由はない。大学生になった私は、誰かの感想を読んで「いいね」を押し、自分自身で言語化することを放棄した。

その頃の私の好きなものはふたつ。
昔から変わらずミュージカルが好き。もうひとつは、こちらも幼少期から縁あった「ホテル」。都市観光を学び、ホテルで接客のアルバイトを続けた。

いよいよ就職活動という段になって、見ないふりをしていた「好きを語れない問題」に再度直面する。

演劇もホテルも、好きなものに限って志望動機が書けなかった。
=スタートラインにも立てなかった。

好き以外が原動力になる業界ほど冷静に言語化することができて、初めての就活は新聞社や広告会社から声がかかる。好きと言い切れないことがなんとなく後ろめたくて、結局二度目の就活をすることに決めたのだった。

二度目のチャレンジでホテルに関してはアルバイトのエピソードから捻り出すことができて、今の仕事に繋がっている。もっとも、好きを語ることは諦めて、どうやって売り上げを上げるかに終始して書く方が向いていた。

好き×発信に向き合うきっかけ

社内研修やコーチングでの出来事

「好きなものごとの、どこが好きなのか考えてみよう」とアドバイスを受ける。旅行が好き!だと思っていたけど、そのどこが好きなのか。私の解はこんな感じで、なるほどホテルの価値を比較検討するのが好きなんだと理解する。

旅の目的地を価値と価格で比較検討すること。
旅のなかでも、目的地となるホテルを見つけること。
友達に合うホテルを探して複数の選択肢を提示すること。
旅前のイメージと現地体験とを照らし合わせ、バチバチにハマっていると超気持ちいい。期待を超える体験ができれば一層好き。

マーケティングって面白い

仕事でホテルに関わるときも【比較検討されるなかでどのように集客するか】考えるのが好きなのだと気づき、ようやく出会ったのがマーケティングの知識。
「ホテルは寝るためだけの場所じゃない」「最安値・コスパだけで体験を選んでほしくない」
なんとなく感じていたことをフレームワークで肯定された気持ちになった。
そうだ、勉強しよ。

提供価値って?価値競合って?やっぱり、価値の届け方は価格設定だけじゃなかったんだ。
誰に届けるために、宿泊プランを企画して、価格を決め、どの販路でどのくらいの在庫を出し、どうやって届けるか。私がなんとなくやってた仕事ってこれだったのか!?それまでどうやって仕事してたんだと大反省しながらスッキリする体験。

イベントで教わったこと

マーケティングの考え方って面白い!と思うものの、身についているのかよくわからない。
そうだ、一緒に考えてくれる人を探そう。あと、好きなもの・面白いと思ったものを人に伝える練習をしよう。他にもやってみようと思った理由はたくさんあるが、そんなこんなでイベントを企画したり運営したりすることになった。

で、今これが面白い。何が面白いって、イベントの企画や発生するもろもろの作業で「あ、この人これも好きなんだ!」って気づくこと。
一緒に作っているメンバーも、参加してくださる方も、語ることは様々。仕事・デザイン・セルフブランディング・キャリア・こども・趣味etc。話を振ってみれば語ってくれて、好きなことを発信する勇気をたくさんもらった。(以下、こんなイベントやってました)

好きを語る自主トレ #ホテル空想分析

なぜ・誰に向けてやっているの?

好きを語ることに苦手意識が強いので、私はフリートークじゃ語れない。フレームに沿って、なぜ好きかを分析することなら少しずつできそう。そこから始めて、ちゃんと発信してみよう。そんな自主トレ。

自主トレなので、発信はするけど特別に届けたい相手は想定できておらず
正直ゴールも見えないのが現在地。

なにをやっているの?

#ホテル空想分析 と題して、宿の「行きたくなる仕組み」から好きなものを発信してみようとしている。
フレームを作って、なぜ好きか言語化できるものから取り組む所存!
愛が重すぎて語れていないホテルが山のようにある……(笑)

このとおりには行かないけど、型があると発信ハードルが下がるタイプ

どうやってやっているの?

地道にマーケティングトレース(一部)をした中から、スライドの型に入れ込める量をピックアップしている。

ホテルに特化しているので、外部環境・競合はある程度各施設で似通うこともある。一方で色が出まくるのがSTP、4P/4C/4Eの分析。

わ〜ホテルたのし〜(偏差値)と思いながら手を動かしている。

宿泊時には気づけなかったことに、手を動かしながら気づくときも楽しい。

語りながら気づくことを回転させたい

好きを語ることについて、実際に手を動かしてから1ヶ月。
たくさんの方の「好き」の発信に刺激を受けて少しずつ動いている私が思っていることは、

みんなの好きなものもっと知りたいー!ってこと。
ジャンルが違くても、推し被りでも、興味深く聞いている(眺めている)。
誰かと関わって意見交換するまでに至らなければ、手を動かせなかったのでこの環境もありがたや。

私の場合は…に置き換えることをさぼらずに、好きなものを好きといえるように、しばらく楽しみを探しに歩こうかな〜。

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