妖艶な花

倉敷の廃屋の軒先に咲く花です。今年は、感染禍と酷暑とで生き物に試練の日々が続きますが、この小さな花は状況が過酷で厳しいほどに、あでやかに燃えるように咲き誇ります。眺めていると、世界が陽炎のように揺らめいてリアルを失い、身体が異界へ吸い込まれるような引力を感じました。

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2020年7月12日撮影

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