旅するヨギーニ

旅と写真と文章をこよなく愛しています。 京都でフリーのデザイナー・経営者専門のフォトグ…

旅するヨギーニ

旅と写真と文章をこよなく愛しています。 京都でフリーのデザイナー・経営者専門のフォトグラファーとして活動中。

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偏りがあるなりに

「真ん中というのはね、端っこを経験した人にしか分からないことなんですよ」 なるほど。 もう随分前のことになるけど、尊敬するお茶の先生が教えてくれた言葉。 はじめて聞いたとき、極端な自分も肯定してもらえたような気がした。 つまり、はじめから真ん中が分からない不器用な人間でも、どっぷり浸かっていくうちにちょうどいい頃合いが分かってくるから、とわたしは受け取ることにした。 昔から、 「ちょうどいい塩梅で」 「バランスよく」 「適当

    • シヴァ、は いるか

      多神教で有名なインドにとても好きな神様がいる。 とても好きな、というと 「全部知ってて言ってるのか?」っと言われそうだけど、 もちろんそんなことはまるでなく、 今から4年前インドに行ったことがきっかけで知った神様である。 (ちなみに、普段は無宗教です。) その名を ”シヴァ神” という。 どんな神様か、一言でいうと、 破壊神... 誰一人残らず、強烈な響きの第一印象を抱かせるだろう。 . . 破壊神、と聞くと せっかく積み上げたジェンガを「バァー

      • 発信者としての目線で

        独学をはじめて、 予想外にこれは変わったな、と思うことのひとつに、 何事も発信者としての目線で見るようになった、ということがある。 今まで、一受け取り手として与えられるままに受け取っていたものの中に発信者としての目線を加えて観察する視点が加えられた。 何事も発信者としてみると捉え方も見え方も幅が広がってくる。 インプットしている時も、無意識のうちに自然体でアウトプットを意識している。 自分なら、どうするかな、って。 インプットしているようで、実は隠れたアウトプッ

        • PMSって、知ってる?

          ”PMS” . . と聞いて、 あぁ〜、あの生理前のキッツいやつね。と 速攻で分かったあなたは、 女性か、 兄弟にお姉ちゃんか妹がいるか、 よっぽど、女性のカラダの仕組みを研究して理解しようと努めたモテ男か、 いずれかにあたるだろう。 上記以外のどれにも当てはまらない人は知らなくて当然のはず。 PMS = 生理の前の3〜10日くらい前から起こるキモチやカラダの不調。生理がくると症状が弱まり、やがて消えていく... 一般的に言われている症状として、 ・

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        偏りがあるなりに

          Dear grandma ~ 彼女の本名をわたしは知らない ~

          わたしには、もう一人のおばあちゃんがいる。 地球を半周するほど、遠く離れたカナダ・トロントに住んでいる80歳のおばあちゃん。 留学していた頃、お借りしていたお宅に、ちょうどわたしと1週間違いくらいで転居してきたおばあちゃん。 出身は、フィリピン。 移民として、カナダに住んでウン十年、という経歴の持ち主。 そして、奇しくも同じお誕生日。 加えて旅好き。 若い頃は、旅行代理店を経営するほど旅を愛していたとか。 当時の

          Dear grandma ~ 彼女の本名をわたしは知らない ~

          後悔のない、お布施を。

          はじめてインドを訪れたのは、23歳の時。 当時、ヨガとインド料理とアーユルヴェーダにハマっており、その全てを同時に受けられるレッスンが現地であることを知り、迷わず飛び込んだ。 「インドへ行きたい!行きたい!行きたい!」 寝ても醒めても、毎日、天に向かって叫ぶような気持ちで、強くつよく想い続けていたら、運と縁が重なって数ヶ月後には、関空からマサラの香るの地へと飛び立つことが出来た。 何ということ。 日程も内容も、コスパも申し分ない。 加えて、無料で「地球の歩き方」ま

          後悔のない、お布施を。

          迷うなら、所詮いらないってこと。

          ミニマリストとは言わなくとも、 出来る限り少ないもので暮らしたい、 と日々思って暮らしている。 いつ追い出されてもいいように、 自分の荷物は、マイカーに積み込んで運べるだけにする、くらいに思って暮らしていたこともある。笑 幸い、追い出されることはなく、 未だに有り難く、実家の隅に置いてもらっているので、 いちおうカタチだけ、それくらいの量で暮らそう、と心にとどめている程度だ。 今でも、定期的に沸き起こる、マイ断捨離ブームの度にドカドカ捨てている。 その時のい

          迷うなら、所詮いらないってこと。

          ブレない軸を持って、変容せよ。

          わたしには、そう簡単に変えることの出来ない信念がいくつかあります。 それは時に、人によっては、頑固だ。と感じられる部分でもあるでしょう。 分かりやすく言うと、 自分が心から大切にしているものを曲げてまで、他人に迎合したりすることが出来ません。 面白くない時に笑えません。笑 お世辞も、明確な意図を持たない見せかけのいいね、も大嫌いです。 本当にいいな、と思っていないのなら、押さないでくれ。 その代わり、良いものに出会ったときには、ボタンが陥没するくらい押させてほし

          ブレない軸を持って、変容せよ。

          outback ~もう一つの趣味~

          ・料理 ・旅 ・写真 ・文章やデザインに触れること 初対面でも、ちょっと仲良くなった後からでも 「趣味は、何?」と聞かれたら、 いつも大体ここから選んで答えている。 この中から選びつつ、時には趣味の掛け算をしながら、 相手によって何を押し出すかを、その時々で変えている。 「この人、旅好きだな。」と分かったら、旅の話を。 「あ〜、この人の撮る写真の世界観が好き。」と思えば、写真の世界でつながってみる。 どっちも好きなら、旅 × 写真でしばらくは延々と話す。

          outback ~もう一つの趣味~

          捨てる勇気〜ハタラクって?〜

          生粋の大阪人で弁が立つ。 独特のおもろい世界観と言い回しで、話し始めれば竜巻のように止まらない。 こと論破、に関しても、右に出るものはいなかった。 それが、わたしの元・上司を語るうえで欠かせないキーワードだ。 加えて情に熱い人だった。 愛、とかクサい言葉も時には使って解説したりもする。 古風で、人格的には一癖も二癖もある人だったが、本質を捉えていて、学びや得るものは大きかったな、と今でも時々回想することがある。 今日は、その中でも特に印象的な言葉について触

          捨てる勇気〜ハタラクって?〜

          ハレの日には、とっておきのパンをご褒美に。

          自宅から自転車で1分。 大好きなパン屋「eight」はある。 この店の虜になってもう何年になるだろう      この世に多く存在するパン屋の中で、何年もわたしの心を掴んで離さない存在。 それが、eightだ。 京都はパンの激戦区というのをご存知だろうか。 パンの消費量が日本一。 有名店が市内外に多く存在することはもちろん、ひとり一人の舌も肥えているから、当然期待値も高い。 「京都パン」で雑誌の特集が組まれることも結構ある。 顧客単価が数千円は結構ザラ、という

          ハレの日には、とっておきのパンをご褒美に。

          夜ランのメリット7選・デメリット2選

          最近ハマっていることのひとつに夜のランニングがあります。 略して、夜ラン。 以前から、体を動かすのは好きな方なので、 日常的にヨガやストレッチ、 軽い筋トレやウォーキングは時間を見つけて地味に続けていたのですが、 これらはどちらかというと比較的大人しめなスポーツなので、 終わった後に快感は得られるのですが、 全身がカーッと熱くなって、汗をかくスポーツから得られるものとは違うなぁ、と思っていたところでした。 最近は、大抵夕食を食べ終わった、30分〜1時間後に、自

          夜ランのメリット7選・デメリット2選

          戦略としての、ゆるさ

          「ゆるさ」 と聞いて何が浮かぶ? ゆるキャラ? (わたしの場合はだらりん、にはじまる「リラックマ」) 心の中から秒針が消える沖縄? 触りたくなるほど、綺麗にちゅるりんっと巻かれたゆるフワの髪の毛? ゆるさ。 この言葉の小悪魔性に気づかずに長年騙され続けていた私。 「ゆるく、いきましょうよ!」 「今日もゆる〜く、がんばりましょう〜!」 「部活というよりは、大学のサークルみたいなノリで」 ナニユエ...? いつからこんな言葉が使われるようになったんだ?

          戦略としての、ゆるさ

          未知の余白に期待が持てるか

          久しぶりに昔の日記を開いた。 そう、日記。 毎日書いている訳でもなく、綺麗に日記専用のノートに綴っている訳でもなく、書かずにはいられなくなった時に、ちょこっとメモ書き程度にその辺に残しておく。 今のわたしの日記との付き合い方はこんな感じだ。 ページをスクロールしていくと、そこにこんなことが書かれていた。 世界中の人と心を通わせることができたら、どんなに素敵だろうー 自分を信じて。 きっと、未来で笑っている自分がいる。 Don't try to be perfe

          未知の余白に期待が持てるか

          15の君へ

          他人と違うことを恐れるのをやめてごらん 個性は、消そうとしても滲み出てくるものだから 迷った時は、心に訊いてごらん 全て知ってるから ひとの意見に素直に賛成できない時 合わせることをやめてごらん ラクになるから 広い世界には合う人がたくさんいるから どうしても進みたい道がある時 強くつよく想ってごらん 開けてゆくから 人と比べて悔しい時 とことん比べてごらん 出来ている人から学ぶものが死ぬほどあるから 悔しい気持ちを大事にしてごらん それくらい真

          原点

          「悔しかったらやってみろ」 「行動で示せ」 「結果を出してからものを言え」 それが父の教えだった。 全くと言っていいほど、やさしくない。 今から思えば、毎回何かしようとする度に 本気度を測られていた、ということなのだろうか。 褒めて伸ばす、とは対極の世界に生まれたと思った。 子どもながら何度も突き放された、と感じる瞬間があった。 薄く脆いプレパラートのような心は、その度にひどく傷き涙を浮かべていた。 反骨