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初回ヒアリングは2.5時間

プラン作成の依頼は1社だけ

「プランニングは無料」と大々的に謳っている会社は信用できません。
プランニングとは…どんな間取りにするか、各部屋どのくらいの広さにするか、家全体の配置など、家づくりにおける初めの一歩みたいなところです。
これ、ものすごーく労力が要ります。
これを何社にもお願いするということは、こちらも時間とエネルギーを割かなければなりません。
最初に提示してもらったプランを気に入ってその会社と契約をしても、実際に取り掛かる段階でアレもダメだったコレもダメだったとなり、当初のプランニングと完成に大きな乖離があるようでは、「この会社、大丈夫?」って不安になっていく。
なので、最初から近隣の土地との関係性、日照条件、風配図、耐震などなどある程度考慮して策定してもらうプランでなければ意味がない。

予算としてはローコストハウスメーカーな感じなのに、例え無料でも下手にアッパーなハウスメーカーにプランをお願いしたら、そりゃそっちのほうが良くなっちゃうわけで、お金的に無理したり、「諦め項目」が増大して着工前からテンションが下がる。
まずは大本命1社に賭ける。

プランニングが無料な会社は、余剰な人材がいる=ちゃんとそれなりのコストかかってくる
または、素人同然の営業がプランを作成する=もろもろがそこそこな仕上がりにしかならない
無料には無料なりの、安いは安いなりの、高いには高いなりの理由がある。
会社とは利益を追求する組織なので当然です。

プランを出してもらわないと企業を決めきれない場合

この場合はお願いしても良いと思う。
自分が納得するためなら、有料でもお願いしたほうがいいと思う。
私はお願いしたい会社が迷いなく1社だったので、“参考までに”何案か…は必要なかった。
信頼しているし、よその案とか差し込んでブレたくないというのもある。

私の要望が多すぎて、先方から断られる可能性はあったけど…とりあえず今のところ断れれてはいない。

ハウスメーカーの住宅展示場に用はない

1社、性能において興味のあるハウスメーカーはあった。
なので、建て替えが現実的になるずっと前に興味本位で行ったことがあったけど、入った瞬間からデザインと建材が織りなす空間に萎えて、性能の話だけ聞いて静かに帰った。
要は、デザインや仕上がりが私の好みではなかったってこと。

その後もDMはずっと届く。
フルカラーの冊子と共に。
週末にはプレゼントキャンペーンもある。
その営業ツールも広告費用も自分が支払うお金に含まれる。

とはいえ1社、魅力を感じている会社がある。
耐久性という観点からパナソニックホームズ。
この会社の造りはハウスメーカー嫌いの私も魅力を感じている。
不動産会社の友達と家の話をしていて「自社でなく1社選ぶとしたら」って聞いたら同回答だったので、「やっぱり!」と盛り上がったので紹介しておく。

ヒアリング、私だけ呼ばれる

母が何度も家をリフォームしていて。
興味のない父は全て母任せ。
でも後から父は「本当はこうしたかった」「この案は俺の案だ」って言いまくり、母から「あの時何も言わなかったじゃないか!」とギャースカ怒られていた。

なので、「打ち合わせは父と夫と3人で」と決めていた。
要望が多いのも長い間探求しているのも、明らかに私。
でも、暮らすのは3人。
私だけが満足すれば良いってわけではない。
3人がそれぞれに快適に暮らしたい。
「本当はこうしたかった」「それはやりすぎだと思った」って後から出てくるのは嫌だったので、責任を分散する意味もある。

お願いする会社、初めて現地見学会に行ったのは4年前。
その後、引き渡し前の現地見学会がある度に足しげく通う中で「こういうとこ好き」「お父さんならこうしたい」って好き勝手に発言していて。
3人の要望、ある程度はまとめていた(はず)。
でも建築やインテリアの本が150冊くらいあること、Pinterestやインスタで保存している写真が1万枚以上あることを話したら、私が1番うるさそうって察知されて、「1度お一人で。今思っていることの全部を聞かせてください」って言われた。
父も夫も私から四六時中ああでもないこうでもないって聞かされるの受け止めきれなかったみたいで「行ってこい」と。
夫には「プランに関係ない、細かいことは今じゃない」って釘刺されたけど、そこは素人なのでどの段階でどこまで話せば良いかの切り分けは難しく。
先方から「まずはプラン、描いてみますね」って何度も言われながら、「とりあえず間取りを決めるために必要そうなことだけブン投げたぜ!」ってなるまでに2.5時間かかった。

それまで何をしていても、何を見てもずっと家のこと考えて疲れていたので、ボールを先方に投げたらだいぶ楽になった。

私が伝えた要望は次回以降に記しておく。
まだ着工の予定すら立っていないけど、いつか完成した時にどのくらい要望が叶えられているか答え合わせできるように。
伝えた内容を父と夫にも共有して、3人で話した感じ、「3割盛り込まれれば良しとしろ」と言われ、たしかに…と納得。

しばらく音沙汰がなくて、期待半分、断られるかも…って気持ち半分で断捨離しながら大人しく待つ日々。

ちなみに…私が好きな建築家さんは、海外ならフンデルトヴァッサー。

日本人なら藤森照信さん。

「自然界に直線は存在しない」ってことで。笑
その世界観を盛り込めないことは承知している。
それは、うちが大富豪じゃないのと、私1人が住むわけじゃないから。


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