雑記:SEKIRO
こいつの話
すみません。
本も読まず、最近ゲームにかまけておりました。
今回はゲームオブザイヤーに輝いた、SEKIROの感想です。
※一応、デモンズソウル・ダークソウル1・3・Bloodborneクリア経験者としてのレビューです。
感想など
忍者アクション?に分類されるゲームでしょうか。
フロムソフトウェアのソウルシリーズが終了したことから、Bloodborneの系統の進化作としてみるのが妥当でしょう。
ゲームビジュアルが非常に丁寧で、海外忍者に寄りすぎないリアル目なシノビ。
主人公である隻狼の渋さが光ります。
ゲーム性
ジャストガード(弾き)を重視した剣劇を行うゲームです。
Bloodborneからよりパリィに特化したシステムで、かなりスタイリッシュになりました。
何より、既存のソウルシリーズには無かったジャンプコマンドが存在し、画面中を縦横無尽に駆け回る気持ちの良さを感じるゲームとなっています。
オーソドックスなHPを削るゲーム性に、体幹というスタミナ値を加え、スタミナ値をゼロにして即死させるというスタイリッシュ体幹即死バトルです。
難易度
難易度で記載が必要なゲームです。
ハッキリ言いますが、異常に難しいです。
ゲーム時間の半分はデス&ロードです。
SEKIROは歯応え(クソマゾゲー)のあったフロムゲーの中でもぶっちぎりで難しい。
クリア率5%程度といえば、この難易度の高さが伝わると思います。
攻略サイトを前提としたプレイングを推奨します。
私は3ボスほど詰まったので、攻略サイトをみてクリアしました……。
難易度の原因
レベルがありません。
成長アイテムはボス討伐時に取得のため、ボスを倒さないと攻撃力と体力を上げられません。
バランス調整の上では問題ないのですが、上手くならないとクリアできない箇所がどうしても発生します。
最終局面でレベル上げに該当するアイテムを取得できるようになりますので、ラスボスと隠しボスには自己強化可能ですが……遅くない?
まあ、2週目以降はそこそこ楽です。
そこそこ……。
ストーリー
フロムお得意の匂わせフレーバーですね。
深さを感じさせる匂わせテキストの味はやはり良いです。
語られない事が朧げな輪郭で示される点は世界観にマッチしており、美しいです。
全体のストーリーボリュームはほぼありません。
フロムゲー史上最短ではないでしょうか。
ゲームの腕があればさっくり終われます。
この点は上記のアイテムフレーバーで賄われており、プレイヤー層に合わせた上手い棲み分けになっていると思います。
総評
ゲームオブザイヤーを取得するに値するクソゲーです。
ゲームの構成センスの良さはこれまでのソウルシリーズから一歩抜き出た素晴らしさに纏まっていて、ゲームコンセプトとしては間違いなく良作。
HPゲージを無視した即死もカタルシスのスパイスになっていますね。
ビジュアルやテキストによる世界観の美しさ、ゲーム音楽やSEの丁寧さには感嘆の声が漏れました。
それを加味した上で、フロムゲー中毒の上級者向けのゲーム難易度がクソです。
ゲームは良いのに、なぜここまで難しくしてしまったのか。
良さに気付く前に脱落するプレイヤーの方が多いと思う。
ゲームオブザイヤーは言い過ぎだと思いますが、ゲームデザイン自体は完璧なので難易度さえ弄れれば完璧だったと言えるでしょう。
なお、私はクリアに8ヶ月を要しました。
マゾゲーがお好きなら、文句なくおすすめです。
購入者へ一言あるとすれば。
迷えば、敗れるぞ。
ただそれだけでございます。
今回の報告は、以上です。
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