ポケモンユナイトについて(走り覚書)

覚書のつもりがめっちゃ長くなった。3章くらいまで飛ばしてもOK。毎度のことながら覚書なので誤字脱字は読み返す暇があったら直します。

思ったより長くなったので要点だけまとめておきます。

①MOBA分かり辛い ②ポケモン要素でわかりやすくなるよ! ③スポーツっぽく見せることでもっと分かりやすくするよ ④ゲームとしても面白いよ⑤暴言ないから精神も死なないよ ⑥ポケユナを、やれ。

この記事の内容は以上です。ここまで読んだら後は読まなくても大丈夫だよ。

以下、本文。

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僕はポケモンユナイトをプレイして感動したから筆が進んだのだ。分かり辛い「MOBA」というジャンルをここまで取っつきやすくできるのか……と。本作はこれまで様々な理由から日本では流行らなかったMOBAというジャンルの火付け役になるのかもしれない……。ということで、ポケユナが他のMOBAと何が違うのか、その魅力を主観で語っていく。

超要約しすぎた本作のルール

本作のルールとか、簡単なプレイフィールは下の記事で書いているので参考にしてほしい(尚、この記事はネットワークテスト時のものなので注意されたし)。

とはいえ、リンク先を閲覧するのも面倒な、超絶忙しい方のためにざっくりとルールを説明すると

【MOBAを知らない人向け】

①ポケモンを操作する5vs5のオンラインゲー。アクション要素のあるRTS的な感じをイメージすればOK
②野生のポケモン倒すとエネルギー貰える。そのエネルギーを相手のゴールにぶち込んで得点。得点しまくるとゴールが壊れるから、次から奥のゴールまで攻め込むことに
③もちろん敵のポケモンとバトルも発生。ポケモンによって性能が違う。味方と協力してバトルに勝つ。
④得点の多い方が勝ち。10分ぴったりで終わるのでそれまでに相手より得点を稼ぐ。終盤、得点めっちゃ入るタイムがある。
⑤Switch&モバイルの無料ゲー(アイテム課金制)(書く場所なかったからここに書いた、ごめん)

【MOBAを知っている人向け】

ポケモン版MOBA。以上。一応拠点(=タワー)がゴールに変わったとか、いくつかの変化や簡略化はるけれど、ゲームの流れ自体は大体LoLとかと一緒(メディアによっては「ポケモン版LoL」って書いてるところもあるけれど、MOBAの代表的なタイトルがLoL)。

ルールは超雑だから詳しくは記事読むなり、ググって。

【動画】といいつつ貼るポケユナのルール

MOBA、なんで流行らないん?

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【画像 MOBAの王様「 League of Legends」(LoL)】

そのMOBAなんだけれど、「LoL」や「DOTA2」をはじめ、「モバイルレジェンド」「Arena of Valor」といった様々なタイトルが存在し、世界中で遊ばれ、一般プレイヤー、プロシーン(eスポーツ)問わず絶大な人気を誇っているが、ぶっちゃけ日本では流行っていない。間違いなく面白いジャンルのゲームではあるが、日本においては「マニアックな」ゲームという位置づけとなっている。

僕もやっているLoLは、日本で一番プレイされているMOBAなのは間違いないけれど、新規プレイヤ―は増えていないのでこのまま人口が減っていくことが予想されている。

なんで世界的なタイトルでありながら、日本で人口が増えないのか。その理由としてよく挙げられるのが

・一試合の長さ ・ルールのわかり辛さ ・実力がもろに出るゲーム性 
・モバイルやコンシューマーが強い日本のゲーム市場(まだMOBAはPC中心) ・暴言等のマナーの悪さ

等々。こうした要素から、日本でMOBAというジャンルはとにかく取っつき辛いジャンルになっている。

因みに、ポケユナはMOBAというジャンルをうたわずに「チーム戦略バトルゲーム」を名乗っている。MOBAも多く扱っているテンセントも開発に関わっているのにだ……。ここからも、MOBAというジャンルの国内での扱いが何となく伝わってくるのではないだろうか……。

補足:特にLoLでは、初心者がゲームを始めてみるとルールが分かり辛いのにチーム戦だから初心者であってもミスをすると(しないわけがないのに)、既存プレイヤーに滅茶苦茶煽られる(しかも最近はベトナムと中国語で話しかけてくる味方に「?」ピンをたかれまくることも……)。それに加え降参が通らず一試合が30分を超えることも……。と、実際書いてみると新規が増えないのも当然に思えてくる。何度も言うけど、ゲームはめっちゃくちゃ面白いんだけどね……。LoLはモバイル版である「ワイルドリフト」も登場している。

ポケユナ=MOBA+ポケモン+スポーツ=分かりやすい!(ここから本題)

ということで、ここからが本題。前章までは読み飛ばしてOK。タイトルにある通り、ポケモンユナイト(ポケユナ)はMOBAに「ポケモン」と「既存のスポーツ」の2つの要素を追加することによって、MOBAでありながら実に取っつきやすいゲームになっている。それに、なんだかんだMOBAとしての楽しさはしっかりと味わえるゲームなのだ。

まず、ポケモン要素をMOBAのルールやシステムに上手く組み込んでいる。

幾つか例あげてみよう。

①野生ポケモンを捕まえる=ミニオンを倒す(MOBAではザコを倒すと金や経験値が手に入る)
②進化するポケモンは最終進化まで弱いが、進化しきれば他のより強い=レートキャリー・レーン強者などの概念。
③わざの選択=(超簡易化されてはいるが)アイテムビルド

と、MOBAプレイヤーなら、ポケモンによって様々な要素が取っつきやすく表現されていることに気が付くだろう。野生ポケモンはもともと捕まえる(若しくは倒す)ものなので、そこらへんにいるエイパムをとりあえず殴るのは自然なことだ。ケロマツがヤドランに勝てないのは当然だが、ゲッコウガになれば勝てるのも、ポケモンを知っている人ならば理解できるだろう。

わざの選択はポケモンは4つしか技を覚えられないので、選択する必要があるのだ(通常攻撃+わざ×2+ユナイトわざでちょうど4つ?なのかも)。わざの種類も、ピカチュウのかみなりなど、そのポケモンが覚えるお馴染みのわざが中心だ。

これがMOBAになると、なんか道に流れてくる雑魚兵士を倒す。街灯振り回しているオッサンは何故か後半最強格で、めっちゃ強そうなワニ男は序盤は滅茶苦茶強いが40分後には死ぬワニだったりする(しかもそれがゲームの調整によって50分後も無敵のワニだったりすることも、あり得なくはない)。

装備も、どの装備が合うかはショップでいくつか示されるが、ぱっと見で自分のキャラがどのアイテムを買えばいいのか分からない。

画像1

【画像 強そうだけど30分後にCCで固められて死ぬワニ】

とにかく、MOBAはぱっと見で、直感的に分かり辛いゲームなのだ。しかし、ポケモンユナイトは、ポケモンを知っている人にとってはお馴染みの要素をうまく活かし、直感的に理解できるゲームとなっている。ポケモンの知名度がなせるわざなのだ。

因みに、「なぜ戦うか」という既存のMOBAだと有耶無耶にされがちな設定部分でも、「この島で行われている特殊なポケモンバトルです!」の一言で納得がいってしまう。ここら辺にポケモンというコンテンツの強さがある。

ポケモンで表現しきれない部分を、既存のスポーツ、っぽく見せることでより分かりやすくしている

LoLでは拠点を「タワー」と表現するが、本作では「ゴール」と表現する。こんな風に、ポケユナは既存のMOBAのわかり辛い部分を、サッカーの様なスポーツっぽく表現することで、分かりやすくしようとしているように感じた。

下のPVでも随所にスポーツ(特にサッカー)的な表現がされている。今まで、MOBAでこうした表現は見たことがないので僕にとってはかなり新鮮だった。

因みに、一試合10分という制限も、サッカー的な表現と相性がいいと思う。

僕の知っている限り、MOBAに時間制限はなく、相手の拠点を破壊するまで試合は終わらない。ポケユナは、10分で問答無用で終了。ゴールをたくさん決め、得点を取ったほうの勝ち。スポーツっぽい表現と噛み合って(その一部でもある)、時間制限にも違和感がないし、ルールとしても超わかりやすく、取っつきやすくなっている点の一つだろう。

(もちろん、時間制限のないスポーツがあるのも知ってますよ、野球部なので☆彡)。

MOBAらしい面白さはしっかり+チャットがないので神

そんな本作だが、MOBAを分かりやすくしたタイトルである以上、簡略化された部分もあるので、LoLといった既存タイトルの方が複雑で奥深いプレイができるのは事実だろう。

とはいえ、相手のスキルを躱したり、相手の裏をかく戦略的なプレイができたり、課金では強くなれなかったりといった、MOBAらしい面白さはしっかりとあるので安心して欲しい。また、シンプルだからこその戦略もある。分かりやすいものだと、相手の裏をかいて誰もいないゴールにシュートを決めたりすることは本作ならではだ(LoLだとミニオンのプッシュが必要なので視界が取られるが、ポケユナは突然現れてシュートが可能。後半、得点2倍タイムだと勝負を決めるかも?)。

そして、なによりチャットがない。本作にはチャットがないのだ! つまり、この手のゲームにアリがちな、暴言を浴びせられ、モチベが下がり、ゲームをプレイしなくなるなんてことがなくなるのである。

「jg gap」(ワード刺さずガンクを刺されて)
「いつガンク来るの?」(ソロキルされながら)
「つまんな」(ボットに3回ガンク決めたらTopがafkした)
そしてミュートしても襲い掛かる「?」ピン連打が、本作にはないのだ!!!!!!hoooooooooooo!

すいません、取り乱しました。実際、暴言への対策はコミュニケーション手段を減らすしかないと思うので、チャット機能がないのはありがたい。ちょっとネガティブな考え方かもしれないが、残念ながら様々な人がプレイする以上、運営がいくら努力しても暴言は避けられないものなのだ。

暴言に疲れてゲームから離れたLoLプレイヤーの多くが、ポケユナに集うことだろう……。

やれ+その他のTips

と、こんな風に本作は分かり辛いMOBAを、ポケモン+スポーツによってかなり取っつきやすいものにしてくれている。是非、プレイして欲しい。正直、ポケモンユナイトがはやらないと、日本ではMOBAというジャンル自体が浸透しないと思うので、まじで頑張ってほしい。

本作に関しては他にも10分という制限時間が、eスポーツの大会運営にちょうどよかったりと、競技シーンにも期待できる部分があるし、そういう意味でも流行ってほしい。

ということで、プレイの方をよろしくお願いします!

あと、バランス調整、頼むぞ!

何より、クチート、実装してください!

走り覚書なのに5000文字近く書いてしまった。一発書きはここまで。長くなったので冒頭に戻って要約文箇条書きしてきます。

以下、有料部分にしようと思ってやめたところ。日記

あと、今後スマホゲームと、スマホeスポーツが、サッカーのように途上国を中心に広がってくのではないか。「ボールがあればサッカーはできる」と同じように、「スマホがあれば○○(ゲーム名、例えばポケユナ)はできる」という言葉も生まれるのかもなぁ、みたいなことを、有料部分で真面目に書こうと思ったけれど、力尽きたので今日は寝ます。実際、途上国でもスマホは普及しつつある、みたいな話はよく聞くので。もちろん、ボールとスマホで価格は異なるので、同じようには語れないと思うけれど。

っていうか、別の記事にしろよ……って感じだ。じゃぁまた別の場所で書きます。


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