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【書評】入社1年目の教科書

こんにちは、都内でエンジニアとして働いているくらぼしです!
今回は新人時代からお世話になっている「入社1年目の教科書」について、自身の考察も含めて紹介します。


著者の紹介

著者の岩瀬大輔氏は、ビジネスマンとして輝かしい数々の経歴をお持ちです。


1997年:司法試験合格(東京大学在学中)
1998年:東京大学法学部卒業
1998年:ボストン・コンサルティング・グループ勤務
2000年:リップルウッド勤務
2006年:ハーバード大学経営学修士(MBA with High Distinction)
2009年:ライフネット生命 代表取締役副社長 就任


本書では、圧倒的な成功者である岩瀬氏が、ビジネスマンとしての心構えをこれでもかという程に紹介しております。


こんな人におすすめ!

特に新入社員や、仕事に対する心構えを身に付けたい人にオススメです!

また、既に社会人としてある程度働いてる人が読んでも、改めて気づかされる点が多いと思います。


注意点として、本書では体育会系文化を匂わせるアドバイスも、一部含まれているように感じます。

特にエンジニアの中には体育会系文化が苦手という方もいらっしゃるため、自身が取り入れられそうな部分だけ仕事に取り入れるスタンスで読むと、より効果的だと思います。


考察ポイント①:仕事は「最初」と「最後」に力を注ぐ

本書では、以下の見出しで紹介されています。

P3 原則❶ 頼まれたことは、必ずやり切る
P39 6 仕事の効率は「最後の5分」で決まる
P195 45 ペース配分を把握せよ

本書を読んだ上で、私は成果物の完成度を高めるために、仕事の「最初」と「最後」をどれだけ徹底的に詰められるか?が肝心だと感じました。

具体的に言うと、以下の作業が該当します。

・仕事の最初:仕事を依頼してきた人にゴールと制約条件を確認する、作業のアウトラインを作成し上司にチェックしてもらう等

・仕事の最後:成果物に不備がないか自身で見直しを行う、成果物を提出する人に、チェック箇所を的確に伝える等


逆に言うと、「仕事の「途中」でサボれ!とも言い換えられます。

私は仕事のサボりは決して悪い事ではなく、むしろサボれる時に積極的にサボるべきだと思います。

仕事の「途中」でサボる事で集中力の消耗を抑え、仕事の「最初」と「最後」に集中力を回す事が、仕事を効率的に進めるためのキーポイントになると考えます。


考察ポイント②:成果物は20点→50点→80点の段階で、こまめに見てもらう

本書では、以下の見出しで紹介されています。

P5 原則❷ 50点で構わないので早く出せ
P88 18 仕事は総力戦

本書では「成果物は50点の段階で、上司や先輩にチェックしてもらう」と書かれています。

私はよりこまめに、「成果物は20点→50点→80点の段階で、それぞれ上司や先輩にチェックしてもらう」べきだと考えます。


自身が考える100点の成果物のイメージと、上司や先輩が考える100点の成果物のイメージは、全く違う物だと考えた方が良いです。

上司や先輩が持つ100点のイメージに近づけるように、できれば3回以上進捗をチェックしてもらい、都度仕事の軌道を修正する事が重要です。


ただし、上司や先輩も仕事で忙しいため、対面で何度もチェックしてもらう事は難しいかもしれません。

その場合は、メールやチャットで「お手すきの際に」という接頭辞を付けて依頼する事で、相手の都合に配慮しつつチェックをお願いできるのでオススメです!


考察ポイント③:つまらない仕事から得られるものを考える

本書では、以下の見出しで紹介されています。

P9 原則❸ つまらない仕事はない
P30 4 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」

本書では「つまらない仕事はない」と書かれていますが、私はそこまでの境地には至れておらず、まだ「つまらない仕事はある」と考えてしまいます...。

しかし、本書で伝えたい事は、つまらない仕事をいかに自身の役に立たせる事ができるか?だと感じました。


例えば、「1週間に1度、会社の植木鉢の花に水をやってほしい」と、上司に依頼されたとします。

花の観賞が趣味であるという方々を除いて、ほとんどの社会人にとってはつまらない仕事であると考えてしまうかもしれません。


しかし、「1週間に1度という頻度だと作業を忘れてしまいがちなので、忘れないようにタイマーを鳴らす」ように工夫すれば、他の定期的な仕事にも応用がききます。

また、「花に関する知識を身に着ける事で、他社のお客様と会社の花に関する話題を膨らませられる」というような状況も生まれる可能性があります。


このように、つまらない仕事から自分は何を得るか?を常に意識する事で、何も考えずに仕事をやっている人と大きな差をつける事ができます。

どのような仕事であれ、貪欲に何かを得ようと工夫し続ける事が大切です!


まとめ

今回は私が常日頃から参考にさせて頂いている「入社1年目の教科書」について、自身の考察も含めて紹介しました!

今回は紹介し切れませんでしたが、本書は他にも仕事をする上で役に立つポイントがたくさん載っています。

どのような社会人であっても通用する心構えが載っているので、ぜひ読んでみて下さい!


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