くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第43回 見ていてもわからない!?ボディスキーマとボディイメージも問題のお話
[く] こんにちわー。また天候不良でちょっとダウン中です。仕事も忙しくなってきてなかなか時間が取れないです。
〔寺〕 お疲れ様です。私もおかげさまでバイト先で仕事が増えてきましてなかなかです。お互い頑張りましょう。さて、今回のテーマは?
〔く〕 うーん、特に思い浮かばなくて。寺島さんの家ではなにかトラブルとかありませんでした?
〔寺〕 そういえば、トラブルと言うほどでもないですが、娘の音楽の成績が悪くてですねえ。なぜなんだろうなあと。
〔く〕 寺島さんの娘さんといえば、ブログにもたびたび出てくるピアノを習っている娘さんですよね。音楽は得意なんじゃないですか?
〔寺〕 それなんですよ。2学期は笛をやったらしくて、そこでついた点数がいまいちだったのが響いたみたいなんですよね。どうも、娘はピアノのように上から見てどこを押すかわかるものはいいんですけど、笛のように指の幅の感覚で穴を押さえなきゃいけないものが苦手みたいです。
〔く〕 そういうことがあるんですね。でも、ピアノも指揮者を見て演奏するんじゃないですか?
〔寺〕 ここ押すというのを最初に見て覚えて、練習するから出来るので、残念ながら鍵盤同士の幅感覚はずっとあいまいですね。音楽サヴァンとはいえ楽器の演奏は比較的苦手みたいです。
〔く〕 はあ、じゃあ楽器によって得意なのと苦手なのがあるんですね。ギターは良いけど、バイオリンはダメみたいな。
〔寺〕 あると思います。主に手元が見えるかどうかという分類で。『ボクの彼女は発達障害』の中に、あおさんもこたつの中では足を見失うっていうエピソードがありましたよね。
〔く〕 ありましたね。人の足をゲシゲシ蹴ってくるんですけど蹴っている自覚はないそうです(笑)
〔寺〕 うちの娘も、布団の中でバシバシ足をぶつけてきます(笑) くらげさんはそういう「見えないのはわからない」ということはないですか?
〔く〕 ボク、ツボ押すの得意ですよ。目をつぶった方が人のツボ見つけやすいですね。
〔寺〕 それは心願の域や(笑)
〔く〕 目が悪くなったら按摩の資格を取る予定です。
〔寺〕 そんな計画が?!(笑) その娘がですね、背中のかゆい場所がわからなくてイライラしてしまうみたいで、あちこち掻きむしるんですよ。それで背中が傷だらけなってしまうというのもあります。
〔く〕 あおも背中のどこがかゆいかわからなくて悶絶していることがありますね。
〔寺〕 私も娘ほどではないですが、背中でリボンを結ぶことはできないので分からなくもないです。見えてないところの距離感が甘いというのは発達障害あるあるなんじゃないですか?
〔く〕 あるあるだと思いますね。見えていても距離感がつかめなくてぶつかることすらあります。
〔寺〕 あ!くらげさんには車体感覚がないっていうのがありましたね。運転の話の時にそんな話題が出たような。見えていてもあれっと言うことがしばしばあるという。
〔く〕 聾学校時代、なかば強制的に野球部に入れられたことがあるのですが死ぬほど後悔してます
〔寺〕 野球部?!距離感がつかめないと球技は難しくないですか??!!
〔く〕 この野球部に対してダメエピソードは事欠かないけど、それはさておきボールを正確にキャッチできないんです。
〔寺〕 デスヨネ?!
妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。