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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第106回 「公的な支援を得るためのリテラシーや支援における地域格差の難しさよ!」ってお話

〔く〕 こんばんは。くらげです。くらげで・・・す・・・。

〔寺〕 くらげさん!くらげさん!どこにいくんですか!起きてください!

〔く〕 すみません、昨日、発達障害バーを主催者として開催してきたのですが、ここ連日の疲労と寝不足が合わさってちょっと飲んだだけなのに二日酔いになりまして・・・。いま大変だるい状態であります。

〔寺〕 だから、無理はいけないとあれほど…。今回はまだお店の世話になってやっていますが、次回は全部自分で管理しなくてはいけなくなりますからね。人を集めてから考えるのではなく、段取りを組んで、準備をして当日の負担を減らせるよう、今日の経験を生かしてください。あ、記事はチャンとかいてくださいね!

〔く〕 頑張ります…。さて、本日はどういう方向から考えていきましょうか。最近結構尖った話ばかりしていたので少し地に足をつけた話をしたいかなと。

〔寺〕 地に足をつけた話ですか。最近、私が気になっているのが、田舎と都会の意識格差ですかねえ。主に教育関係で話題になってるんですが。

〔く〕 この前、盛大に拡散されていた記事がありましたね、教育の地方格差のお話。

〔寺〕 くらげさんは田舎に帰って生活とか無理でしょう?

〔く〕 無理ですね。まず、通院をどうするか、お薬が手に入るかってところからの問題になります。

〔寺〕 田舎だと事実、子どもだけ平等に育てましょう、勉強の機会を与えましょうと言っても、無理なんですよね。子どもに発達障害があると選択肢もぐっと狭まりますし。

〔く〕 ボクは地方の聾学校から東京の方の聾学校を高校受験して上京したのでよく分かります。受けられる教育の質が段違いですし、どこの聾学校にいくかとか選択肢があるんですよね。田舎ではそれは望めないことです。

〔寺〕 都会ー田舎格差の話でよく言われることですが、地方から出ることができる人と出来ない人の格差というのもあります。地方の高校を出て農業をやっていた人なんかは、どんな年季の入ったプロフェッショナルでも都市部に出れば「40代未経験者」枠の仕事しかないので、無理をしてでも田舎にい続けますよね。そういう両親のもとで産まれると、勉強のためにどこか他の地域に行こうという感覚すら生まれないです。

〔く〕 そういう話でしたね。阿部幸大さんの記事で読みました。

〔寺〕 2世帯3世帯を楽に支えられる経済的に余裕のある家の人はぽんぽん留学とかして、同じ地域に住んでいても学歴と意識に大きな差があります。そういう格差はどんどん広がっているような気がしますね。今年、とうとう私のいる大分県は大学進学率が47都道府県最低になりました。こう言ってはなんですが、自分の名前を漢字で書けないと言われる沖縄より下です。これはもう由々しき事態と戦慄してます。

〔く〕 公的支援がいくら充実していても地方に素の受け皿がないという問題もありますよね。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。