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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第九回 「特別鼎談:ADHD『治療薬』を飲むことで『治癒』したってどういうことなんだろう(下)」ってお話

登場人物紹介

寺島ヒロ(漫画家、アスペルガー)

くらげ(サラリーマン兼ライター、ADHD)

駱駝家(ライター、元寺島ヒロの元アシスタント、ADHD)


本編

■ADHDの薬を飲んで変わったこと

[く]前回は駱駝家さんがどのようにしてADHDの薬をのむようになったかまでお話しましたね。

[駱]そうですね。やはり生活する上でどこか違和感があったんですよ。でも、他の人に話しても「気にし過ぎだよ」と言われてやはり自分の性格なのかなと。でも、本を読んで「それ自分じゃないか」と気づいたのと、寺島先生のご協力で病院に行き、診断されたという流れです。

[寺]それで、お二人ともADHDの治療薬を服薬されているということで、飲んでなにが変わったかというのを知りたい読者も多いと思うんですよね。ネットで見ても体験談はそう多くないですし。

[く]ではボクから。まず断っておきたいんですけど、ボクの場合は薬を飲んで劇的に変わった、という自覚はないんですよ。どちらかといえばあおとかから言われて「そういえばそうかも」という程度で。

[寺]自覚はないんですか(笑)じゃ、くらげさんはどんなふうに変わったとあおさんから言われたんですか?

[く]まず、貧乏ゆすりが減りました。前は「地震か?」っていうくらいに貧乏揺すりしていたんですが最近は殆ど揺れなくなったといいますね。

[寺]地震って!どれだけすごいんですか(笑)ADHDの場合は激しい貧乏ゆすりが起きるとは聞いていますけど、くらげさんは体も大きいからその分上乗せかしら(笑)

[く]集中してるとどうしても揺れちゃうんですね。意識が作業に持っていかれるので体の制御までには気がまわらないんです。あと、そういう時って補聴器も人工内耳も外しているので自分の騒音に気づきにくいというのもありますね。

[寺]なるほど、聞こえないということも重なってるんですね。駱駝家さんはどうですか?

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。