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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第95回 「物の価値がわからないADHDの経済概念の無さは『認識できる時間』の限界から来てるんじゃないかな!?」ってお話

[く] こんばんは。くらげです。 

[寺] こんばんは。寺島です。今週はくらげさんも私も散々でしたね…!

[く] いや、ホント大変というかこれからもっと大変というか(苦笑)ここのところ、妻のあおの体調不良が戻らないので病院に行ったら「それ、ストレスだから一ヶ月ほど休職したら?」ということでドクターストップです。

[寺] ここのところずっとトラブル続きでしたもんね。やはり仕事の負担は大きかったですか。

[く] 仕事の何が辛いかがよくわかってないのでそれがあおの難しいところだな、と。ある意味正直ではあるんですが…。 

[寺] 自分の不調がよくわからないのが「正直」と。そのへんを読者向けにもう少し詳しく(笑) 

[く] 普段、自分たちはよくわからないことでも「おそらくこうだろう」と仮説をたててそれでよし、としがちです。でも、そういう仮説って往々にして間違ってる。だからわからないものはわからない、というのもある種の正直ではあるなと。

[寺] 相手が納得しやすい理由を述べてやり過ごそうということなどASDができるわけないじゃないですか。(笑) 特に、あおさんは現状認識能力とかがあまり強くなさそうなので本当に自分ではわからないことが多いのでしょうね。 

[く] あおがわからない、というときは本当にわからないので、無理に追求するとそれ自体がストレスになります。まぁ、それだけでもこまるのであおの元同僚とかと話をしてなんとなくあたりはつきました。 

[寺] あたりはついたんですね。具体的にどう、とは聞きませんが、いい方向に向かうといいですね。 

[く] そのへんはいろいろケリがついたらまとめてネタにできればいいのではないかと(笑)ところで、寺島さんの方も娘さんのことで進捗があったとか。

[寺] ここ一週間で私の方の大きな動きだと、娘の診断書が出たんですよ

[く] これまでの話を聞いていると、いろんな問題はあるものも、特に診断書が出せるほどではない、ということでしたっけ?

[寺] いわゆる高機能児でして、IQが高いので、相手の考えをある程度先回りして問題を解いてしまえるんですね。なので検査などで「支援が必要」という結果が得られなかったのです。症状は顕著だったので、医師や支援員さんの所見を取り「発達障害の疑い」の枠を利用して療育を受けていました。

[く] なるほど、そのあたりはもう数値的に決められる聴覚障害とは大きな違いですよね。機械的に決めるのがいいかどうかはさておいて。

[寺] それが、本年度から例の「合理的配慮」を学校で受けるにあたり、何らかの書類があったほうが望ましいということで「疑い」のまま診断書を出してもらうことにしました。でも「疑い」だと違ったという場合もありうるという印象になるでしょう?それで担当医師の方が相当考えて書いてくれた診断書が、これが凄い名文で。 

[く] 診断書に名文や駄文の違いがある事自体ボクは今知りましたよ…。普通はもう「こんな病名」で終わりじゃないですか?

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。