おまけの小話 伝説は未来まで

 結が伸介と結ばれた後、旅に同行したメンバーとの間でひと悶着があったが皆納得して二人を祝福する。

そして江渡の殿様の計らいにより二人は結の故郷の村で穏やかな暮らしをして生涯を過ごす。

その後結が亡くなった後も彼女を崇める信者達の信仰は変わることなく彼女の育った村に小さな神社が建てられる。

そして彼女のことを結姫(むすびひめ)と呼ぶようになりいつしか人々の間ではくくり姫と呼ばれるようになっていき、世界中の人が彼女のことを信仰するようになる。

そして恋愛成就や人間関係円滑の女神として崇められくくり姫伝説は姿を変えながら現在までその存在を後世に伝え続けているのであった。

これが現在日本における菊理姫(くくりひめ)信仰の源である。

番外編 完
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あとがき

 番外編はこれにて終了となります。ここまでお付き合いくださいました読者様誠にありがとうございました。

余談ですが、作中で神子の名前を結にするか瑠璃にするかで悩み結局結にしたのですが、おまけの小話で菊理姫に繋がるとは作者も思っていませんでした。まさかこんな結末になろうとは……作者の予想外の出来事が多かった作品となりました。

ちなみにお分かりだとは思いますが、史実の菊理姫伝説や菊理姫とは一切関係御座いませんので「古事記に書かれていることと違うよね」と思わないでくださいね。あくまでフィクションであり、ファンタジーですので。
そんなこと言わなくてもご理解いただけているとは思いますが、時々厳しいご意見を頂くことがあるので一応作者の保険のために書かせて頂きました。

これにて「時空を超えた出会い」のセカンドストーリーである「彼方の時をへて巡り会う者達」の物語は完結に御座います。前作からお付き合いくださいました読者様、またこの作品からお付き合いくださいました読者様。ここまでお付き合いくださいまして誠にありがとうございました。

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