久遠堂の製作覚書⑧「打ってつけをこじつけろ」
私のボードゲームの生まれ方として、
①まずシステムが生まれ、それに合わせてビジュアルをこじつける
②まずビジュアルが浮かび、そこにうまいことシステムを落とし込む
があり、稀に
③システム・ビジュアルがセットで生まれ並行して育つ
という変則パターンがある、という話は以前のnoteでもちょろっと触れた。今回からしばらくは、その具体例の話をしようと思う。
今回は①のパターン。
この作り方で代表とすべきはやはり『白詰草の庭』だ。最初は名刺印刷で製作、コミケで少数発行し、人気があった