阿部 薫太郎

岩手県花巻市生まれ。30年の かまぐれ の末2022年4月、花巻市に戻りました。 陶磁…

阿部 薫太郎

岩手県花巻市生まれ。30年の かまぐれ の末2022年4月、花巻市に戻りました。 陶磁器デザイナー/エンジニア/陶芸家 2020年よりzen to ブランドディレクター

最近の記事

陶器と磁器

陶器という言葉に磁器や全ての焼物が含まれている場合があります。屋号にも使われるのは圧倒的に 陶器 の方です。稀に 製磁 、Porcelain などと磁器に特化している事をオシャレにまたは決意として主張する会社があったりもします。 せともの と呼ぶ方もいますが瀬戸物のことで一時代一般家庭に大量に流通したのでしょう。何となく磁器の印象があります。 大きな違いは素材が違うということ。 陶器は土、磁器は石です。 陶器は山、地面から原土を掘り出してそこから不純物を取り除いたり、

    • 2枚の板きれ

      サンタさんは居ない 小学校入学時に岩手県花巻市へ転入、以後高校卒業までこの地で過ごしました。 花巻の家には 祖父母、両親 父の妹(ひろ子ねーちゃん)、妹2人 の8人家族。家は祖父のこだわりの詰まった、ちょうど建てたばかりの家でした。(このパワフルなひろ子ねーちゃんも後述します。) 建てたばかりなのに”囲炉裏”と”自在鉤”が家の中央にある。と言えば想像ができるかと思います。家というより屋敷という感じです。 自宅から歩いて30秒くらいのところに陶芸家がいました。おん歳60

      • 陶磁器はCHINA

        職業柄、行く先々で美味しそうな食事よりもその下のお皿が気になったりすることがよくあります。 わたくし 陶磁器を専攻、北欧に留学し、亜細亜 泰国 和洋食器工場勤務 二年。 肥前国で陶磁器意匠設計を17年やっておりました。 以下、偉そうに聞こえたらすみません。 美濃製、海外製の業務用食器: サイズ感、価格、良く計画されてます。安価。衛生的で丈夫な磁器製がほとんど。安価な居酒屋、外食チェーンによく見られます。絵付けは印刷。 均一ショップの食器: 安価な飲食店に出現、案外大

        • 自己紹介

          はじめに 陶磁器に関わる仕事をしています 阿部 薫太郎 (あべ くんたろう) です。花巻市出身と言っているものの、正確には小学校から高校まで。父が教員だったので もう閉校してしまった様ですが岩手県立一関農業高等学校の宿舎 、一関市 赤萩で生まれました。 一関市での幼児期 農業高校が歩いてすぐ、また牛や豚もいましたので小さい頃は一人でよく敷地内へ行って遊んでいました。 覚えているのは畏怖さえ感じるほど綺麗なツノをもつ”カービン”という名の黒い牛。 牛舎の2階に収納されてい

        陶器と磁器