マイナポイントとキャッシュレス決済、得する連携パターンを徹底比較してみた
■ 更新情報
2020.7.29 記事を公開しました
2020.7.29 価格を100円に設定しました
2020.8. 4 情報を追記・更新しました → 【LINE Pay】
2020.8. 16 一部レイアウトを整えました
1.マイナポイント事業が始動
マイナンバーカードを活用しておこなうマイナポイント事業が2020年7月1日から本格的に動き出しました。6月30日で経済産業省が実施していた「キャッシュレス・消費者還元事業」が終了。次なる政府の景気刺激策です。
2.登録すれば最大5,000円の還元!
7月1日から事前登録が始まったマイナポイントは2020年9月から2021年3月までの7カ月間のキャッシュレス決済サービスをチャージ、または買い物に対して、最大25%の還元が付与される事業です。その上限はなんと5,000円相当!
上限の予約者が約4,000万人の時点で登録が終了になるといわれています。
急がねば。
(引用)
マイナポイント、210万人が予約。マイナンバーカード申請は1日6.7万件
マイナンバーカードを持っていることが条件です。マイナンバーカードは無料で申請できるので、先般の特定定額給付金やマイナポイント登録のタイミングで作成しようという人々も増えているようです。
※「そもそもマイナンバーカードって何?」という方はこちら
ポイント還元によって少しでもお金(税金)を取り返したかったら、やってみる価値はあるかと思います。
3.自社のキャッシュレス決済サービスへの誘導合戦
マイナポイントは総務省に登録されたキャッシュレス決済サービスに紐付ける必要がありますが、7月10日時点でその数は233事業者(ブランド)。さらにマイナポイントと紐づけてもらうために独自のインセンティブを設けたキャンペーンを展開している複数の事業者も存在しています。
多分行かないと思いますが、上限4,000万人が5,000円が還元されると2,000億円が国から還元される訳なので、キャッシュレス決済を使った売上は最大8,000億円相当になるということ…。
日本のキャッシュレス決済市場は各種決済を合わせて、約79兆円以上と推計されています。
このマイナポイント事業を機会に各決済事業者は利用促進を展開してリピーターと会員顧客を増やすきっかけにしたいのではないかと推測されます。一方で盛り上がっていないという指摘もありますが…
4.結局どれを選択するとコスパが高いのか
各決済事業者はマイナポイントと紐づけてもらうために、
・独自のキャンペーンを開催し自社のポイントを配布
・条件付けによるインセンティブを付与
…など様々な努力をしています。
そこで今回、主な決済ツールにマイナポイントを紐づけてお買い物した時、どれくらいのリターンがあるのか調べることにしました。
調査したキャッシュレス決済ツールは以下のとおりです。
<大手ECサイト系>
・PayPay
・R pay(楽天ペイ)
・REdy(楽天Edy)
・m Pay(メルペイ)
・Line Pay
<大手流通小売系>
・nanaco
・WAON
・FamiPay
<大手携帯事業者>
・d払い
・au PAY
<金融機関・クレジットカード系>
・ゆうちょPay
・三井住友カード
・Oricoカード
<鉄道系電子マネー>
・Suica
・PASMO
<その他小売独自電子マネー(系列店のみでしか使えない)>
・majica
・LaCuCa
以下の条件を揃えて、それぞれどのくらい還元されるのかを想定し、比較します。
①使用金額は20,000円
②エントリー必要なキャンペーンはエントリーを前提
③決済でチャージか支払いで条件が違う場合は条件が良い方を想定します
④決済ツール単体のみを利用した時の獲得ポイントを推計します(※推計すると表現したのは、抽選でポイントが当たるキャンペーンが存在するため)なお、通常の還元は考慮しません。
⑤簡単にコメント。時々、脱線的なコメントをしておきます(全て私、独自の見解です)
5.例えばPASMOをマイナポイントに登録したなら
【PASMO】
PASMOは、株式会社パスモが発行し、関東地方・山梨県・静岡県の鉄道27事業者・バス76事業者が発売する、電子マネー機能を備えたサイバネ規格のICカード乗車券。鉄道、バスや買い物にも使え、利用範囲は広い。
チャージ金額の25%がポイント加算されます。ただし、5,000ポイントが上限です。
20,000円チャージの場合 → 5,000ポイント(5,000円)還元
チャージ金額が20,000円に達した時点でその月末から三か月後にポイントが付与されます。(11月末までに20,000円以上チャージすると→2021年2月中旬頃5,000ポイント付与)
マイナポイントキャンペーンとしてはシンプルだと思います。ただし、普段から現金でPASMOをチャージをして交通機関に乗られる人であれば連携しておくのは無難だと思います。
…というようにシンプルにまとめてみます。
残りは以下のとおりですが、ここからは有料にさせてください。
コメントはネガティブな意見は書いておらず、客観的に書いていますが、あくまでもまとめ&読み物として楽しんでいただくために有料と致しました。
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