くのむらきかく

「親子で遊ぶ特別な土曜日」をコンセプトに毎月ワークショップを企画・開催中。ものづくりを…

くのむらきかく

「親子で遊ぶ特別な土曜日」をコンセプトに毎月ワークショップを企画・開催中。ものづくりを通して親子で過ごす時間の楽しさ、こどもの制作欲を満たす居場所・コミュニティづくりを目指す。 http://kunomurakikaku.doorblog.jp/

最近の記事

みんなの木とほっこりエピソード

試行錯誤で始めたお家ワークショップ『みんなの木をつくろう!』に作品が届いた。 反応があるのかも分からない状況だったので、作品が届いたことはとても嬉しかった。DLやプリントアウトするなど、結構面倒なところもあったと思うけれど、そこを越えて参加してくれたことは本当に嬉しい。 そしてそれ以上に嬉しかったのは、そこに付随するエピソードだ。 『こんな感じで描いていた』とか『これを使いました』とかそんなエピソードを読んで、その様子を思い描いていると一番元気をもらえる。 それから作品を見な

    • 悩み悩みながら始めるお家ワークショップ

      長かった3月がようやく終わり、ようやく4月が始まりました。 4月のワークショップは決まっていたものをほとんど中止にすることにしました。どうすることが正しいのかの判断はとても難しいです。これまでも台風や大雪などで中止にすべきか悩んでいましたが、何度か繰り返すうちに折り合いがつき、どう対応するか自分なりの答えを見つけてきました。 けれど、今回はそれとも違う。様々な楽しみが中止せざるを得ない状況。楽しみが減っていく中で、自分も止めて良いものか悩みながら、3月のギリギリのところまでは

      • 711進化論その2~ナンプレ相談室と制作時代

        「こどもの居場所づくり」 今更なようなテーマ。 ずっと自分の潜在的なところにあったものだったのかもしれない。今のこども食堂ブームがなければ、気付けなかったと思う。 自分の中学校には「さわやか相談室」という部屋があった。もちろん悩み事を相談する場所だが、相談事がなくても休み時間には自由に入って良い場所だった。 そこには、ナンプレ(当時は名前も知らなかった)やパズルゲーム、ちょっとした絵本などがあった。それ目当てによく行っていた。教室が近かったのかな。 中1の途中か中2の時にでき

        • 0311のてんき

          2011年3月11日は自宅にいました。 何がしたいんだろうと花粉症と闘いながら日々過ごしていました。 そんな時でした。 あの頃も自粛自粛の日々でした。 日々の情報に飲み込まれないように、自分を見失わないようにいたような気がします。 その中でようやく見つけた募集がありました。 それが、ギャラリー運営のサポートスタッフでした。 その中に子ども向けワークショップのお手伝いも含まれていました。 今となってはどちらがメインだったか正確に覚えていませんが、ギャラリーの運営で探していた

        みんなの木とほっこりエピソード

          くのむら進化論~2020始動計画書

          ※1月に下書きにしたまま保留だったものを採用したので時空が1月です 頭の中をぐるぐる ぐるぐる考えが駆け巡る。 それを追いかけて尻尾を掴んだような気になって、いざ、まとめようと思うと何も浮かばない。 もしくはたった一言で片付いてしまって、ここ数日ぐるぐるとしていたものはたったこれだけのことだったのか、と愕然とする。 まさに年末年始はそんな感じだった。 ようやっと、明確に目指したいところが見えてきた。それによってできること、試せることが増える。 そこに向かって自分がどのように

          くのむら進化論~2020始動計画書

          長くなった春休みに本当の春を待つ

          中止だ。延期だ。休みだ。という単語が飛び交う日々になんだか気分は落ち込むばかり。締切が迫った助成金の申請も『もう良いのでは』と投げ出しそうになってしまう。しっかり出すべく頑張る予定なのですが。 そんな助成金にチャレンジするのは、正直初めてのことだ。今までも調べたことはあったのだが、どれも当てはまらない気がして、遠ざかっていた。 しかし、最近は『かいほーday』を開催するにあたり『居場所づくり』というワードが思い浮かぶようになった。 そうすると少しだけ今までと違うものが見えて

          長くなった春休みに本当の春を待つ

          プレーパークでパンを焼き、焼き芋にありつけなかった話

          久しぶりにプレーパークへ。 こちらは2018年からお手伝いしている北区のプレーパークの主催の『青空アートあそび』という企画をお手伝いするようになってから、たまにお邪魔している。 普段もっぱら引きこもり、室内開催ばかりの私にしたら、真逆の環境だが、真逆だからこそ行けばとても楽しませて頂いている。 過去の様子→コチラ こちらは火を起こすスペースがあり、各々マシュマロを焼いたり、ウィンナーを焼いたりして楽しんでいる。 この日はお昼ご飯にパンを焼いた。 常連の方は焼き芋も焼いてい

          プレーパークでパンを焼き、焼き芋にありつけなかった話

          弁論大会のおもいでと見守る子育て論

          弁論大会でクラス代表 最近ふと中学生の時の弁論大会のことを思い出した。弁論という言葉の意味も分からないまま何かを主張する文章を書き、発表することがあった。あれは国語だったのか、はたまた道徳だったのか、さっぱり覚えていない。が、体育館で発表して学年代表を決めるほどだった。学校全体の発表もあったのだろうか?そうなると学校主催の弁論大会だったということか。というくらい、記憶が曖昧な大会で、なぜかクラス代表になってしまったのだった。負けた相手のことは覚えているが、相手がどんな内容を発

          弁論大会のおもいでと見守る子育て論

          涙のお別れ

          12/1はかいほーdayでした。 そこで遠くに引っ越してしまう子が最後の参加ということで来てくれました。 もう3年くらいのお付き合い。最後の1年は、それはそれは大人になっていて、かいほーdayの時は次から次へと自分のイメージするものを形にしていくほど。「ここはどうしたらいい?」なんて質問もされることなく、私はただただ最近の好きなものや、今つくっているものの背景を聞いたりするだけでした。もうその発想やアイデアは抜かれているのではないかとい思うほど。 昨日は慣れ親しんだプラバン

          再会とこどもの成長と未来予想図

          10月の『かいほーday』にはお久しぶりのお姉さんが遊びに来てくれた。 ここずっと卒業してしまった子に会いたくて仕方がなかったのでとても嬉しかった。どんな小学生になったのかなぁとドキドキそわそわ落ち着かなかった・笑 そういえば、お手紙もらったなぁ。多分あれに入ってるとクリアファイルを見ると入っていた。そのクリアファイルはそんなに長く使っている感覚はなかったけど、おそらくもらってからずっとそこにあったはずだ。挟むものが増えても手紙の下に挟んだ。そうか、そんな月日は流れていたんだ

          再会とこどもの成長と未来予想図

          B6方眼色薄め−理想のノートづくりのススメ。

          いつも使っているノートが数軒はしごしても売り切れていた。数日したら入荷されるだろうと購入を見送ったらば、書きたいことがどんどんでてくる不思議。まるで、ずっと使わなかったのに捨てたとたん必要となる時のようだ。あの現象にも名前をつけたいものだ。 頭の中でぐるぐるしていてもスッキリしないので、ちょっと質の良い使いかけのルーズリーフに書きなぐっていたら、驚くほど書きやすいではないか。ペン先が少し潰れたのかかすれやすくなっていたペンがかすれないのだ!なんてことだ!しまいには、いつもよ

          B6方眼色薄め−理想のノートづくりのススメ。

          2016年に書いた初心の気持ち

          3年前に書いたものです。 たまたま話をしていて、この記事を読み返したくなりこちらにも再掲。 未だに『ワークショップしています』に対する問い『どんなワークショップをしているの?』に上手く答えられません・笑 ------------------------------- 以前から『くのむらきかくという名前でこども向けワークショップをしています』と話すとアート関連と見られることが多いのですが、すごくそこに違和感を持っていました。 私はアート畑出身ではないので、アート関連のワーク

          2016年に書いた初心の気持ち

          祝☆7歳!

          驚くことに10月13日でくのむらきかくは7歳になりました。 7年前のこの日に初めてワークショップを開催しました。 こんなに続いたんだなぁと思います。 本当に参加してくださる方がいるから、細く、細く続けてこれました。 毎回楽しんでくださる方がいること、本当にいつも嬉しく思います。 これからも楽しんで頂ける場、制作意欲をまんぷくにできるような場になるように努めますので、 ご都合がつく限りお付き合い頂けましたら幸いです。 最近は初期に来ていた子たちのことを思い出しては、再会で

          【WSあとがき】1909宝箱づくり

          9月のワークショップは宝箱づくりでした。 2019年の様子→コチラ 昨年にも開催した題材になります。 宝箱と聞いてドキドキわくわくする気持ちも一緒に味わえたら良いなと思ってゴーしました。 2つの全く違う材料を合わせたら箱になる。決まったもの以外もフタになるんだ!など、そんな驚きもあったら嬉しいのですが、そこはトーク術がなすところだったのかもしれません。 それでも、仕上がった宝箱は紛れもなく宝箱。 フタには写真やイラストも挟めるので、数年後いずれ本人が使わなくなったら保護者

          【WSあとがき】1909宝箱づくり

          改めて、書く理由

          すっかり飛び飛びの更新になってしまって、何から書けば良いのか分からなくなっています。 リスタートの意味も含め、『くのむらきかく』の中の人のブログとして『711ばん。』、そしてこのnoteを始めた理由を改めて書いてみようかと思います。 『くのむらきかく』のサイトは主に【告知】と【フォトレポート】が掲載されています。 その理由はmそもそもこのページを見に来る人が知りたいことはなんだ?何が分かれば良いのだ?そこを追及すると、【告知】と【フォトレポート】で十分ではないかと。プラス、

          改めて、書く理由

          ピンクの粘土板と茶色のランドセルの話

          川村元気さんの粘土板の話がとても印象的だ。 小学一年生の時、粘土板を買ってくるように言われ、近所のお店に買いに行った。そこでピンクの粘土板が気に入ったので買った。 翌日、ピンクの粘土板を持っていくと、クラスメイト達に笑われた。 女の子の色の粘土板を買っているんだよ。と。 彼は幼稚園に通っていなかったらしく、世の中にそのような概念があるなど知らなかった。と話した。 彼は、泣きながら青色の粘土板を買いなおしたそうだ。 この話を聞いて、思い出すことがある。 今でこそ、カラフルなラ

          ピンクの粘土板と茶色のランドセルの話