脳は手抜き上手
人間を理解する上で「重要性」という切り口はすごく役に立つ。
人の脳は普段上手に手抜きをしていて、世界に存在する無限の情報から、重要性というフィルターを通して、最小限の情報だけを知覚している。
その役目を司っているのが、RAS(Reticular Activating System)という脳の機能だ。
世界の情報を全部知覚していたら脳がパンクしてしまうため、重要性が高いと感じるものだけを効率よくインプットしている。非常によくできた機能だ。
しかし、重要性にはバグが生じることを抑えておくことが重要だ。
本当は重要ではないものを、さも重要なことと勘違いしてしまったり、重要なことが曖昧でわからなくなる罠が人生には潜んでいる。
冷静に考えたら多くの人にとって「健康」は人生において最重要なテーマの一つだろう。
しかし、会社の期待に応えようと健康を度外視して働いてしまったり、ストレス解消のために暴飲暴食をしてまう経験は誰にでもあるのではないか。
他にも、家族に愛情を持って接するということが本来は重要なはずなのに、ついパートナーや子供に対して感情的に接してしまう、ということが私自身もよくある。
日々生きていると、目先の些細な出来事や思考や感情に反応してばかりで、本来重要なはずのことが脳から抜け落ちることが多々ある。
自分にとっての重要性が曖昧だと、全く望んでないことを重視して生きることになりかねない。
自分にとっての重要性を日々言語化することが大切だ。
人の思考はすべて言語で行われるため、言語化できてないことは重要だと認識ができない。
アファメーションという手法があるが、これはセルフトークのマネジメントのことだ。
例えば「心身の健康」「家族との深い繋がり」「アートで感性を養う」のように、人生における重要性が高いと思うことをまず言語化してみる。
「何が重要かわかりません。。」
という意見もあるかもしれないが、重要性に正解はなく仮説検証の繰り返しでしかない。
日々少しの時間でも良いので、立ち止まって重要だと思うことを考え、言語化してみる。
それをコツコツやり続けることで、自然と脳のRASが重要性に関することをどんどん知覚させてくれる。
最後に
普段コーチングでは人生の重要性を言語化するお手伝いもしています。
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