助けるということ

『介護』や『看護』と聴いて、どんなことを
思い浮かべますか?

タイトルをつけるにあたり、結構悩みました
自分の人生の中で、障害者福祉や親の介護を
体験し、介護美容というものに出会い、
何を経験したいと思っているのか、まで
深掘りしました

宇宙意識を学ぶ仲間から言われたひと言を
思い出しました
『人を助けたいんだね』

子供の頃に、母親から言われた言葉を
思い出しました
『それはお節介と言うのよ』

助けるという大義名分で動いている氣は
さらさらないのですが
始めのころは『役に立つこと』に重きを
置いていたことは確かです
感覚的には、『お役立ち情報』のような手軽さで
だけど、必要のない人には余計なお世話に
なりがちなものです

『老い』も『死』も、どの人にも等しく
訪れるものなので、そのあたりを真面目に
時に楽しく、時に問題提起しながら
余計なお世話にならないよう
必要な人のところへ届くように
綴っていきたいと思います

手始めに

看護と介護
どんな違いがあると思われますか?
『精神対話士』という資格を取得するための講座の中で
このタイトルの講義がありました
かなーり割愛しますが、内容としては
対象者をよく観察すること
そして、受容すること
看護と介護の違いを線引きするとしたら
活動する場が違うということ
看護は病気や怪我をした人が対象となり
介護は日常生活などで生じる不自由なことを
抱えている人が対象となる
という内容でした

この線引きって言うのが、へそ曲がりで
天邪鬼なワタシは引っかかります😅

家族がもし怪我をしたり、病気になったり
身体に不自由さを抱えたりした場合
線引きなんてしないで、全てをカバーするために
動きますよね?
他人の手を借りると言った時に、
この場合は、介護保険が利用できる範囲で区切ると
この線引きというものがかなりの割合で
面倒な障壁になってきます

生活介助という、掃除・洗濯・炊事・買い物代行
これらの支援は同居家族がいる場合
かなりの制限があります
家族との共用スペースは掃除をしない、とか
食事の支度は、同居人の分は作らないとか

大きなお屋敷に住んでいるならば
介助を受ける人の部屋のみというのも可能でしょう
一般的な住まいの場合は、共有スペースが
ほとんどのはずです
仕事をしながら介護をするという場合は
この制度はどう考えても
『帯に短し、たすきに長し』
なのです

そして、ふた言めに出てくるのは
皆さんから頂いている税金で賄っているから
という『大義名分』です

いろんな税金から福祉へ充てると言って
徴収されているものがたくさんあるはずなのに
それでも間に合わないぐらいなのでしょうか?

これを言われると、ワタシは年金は盤石なんだと
言いながら、地方にたくさんの箱物を作り
運用できずに負債を残したあの騒動を思い出して
しまいます

そして、それよりも問題なのは
40歳を迎えた途端、有無を言わさず
給与から天引きされる『介護保険料』についての
周知徹底がされていないこと

いざ使う段になってから、びっくりするような
仕組みであるのは、あってはならないことと
思うのです

生命保険と同じぐらいに、仕組みをうっすらとでも
認知している人は、どのぐらいいるのでしょう
その業界に従事しているか、介護経験者しか
いないのではないかと感じてしまうぐらい
ワタシの身の周りには、いません

手術が必要な病気になった
大怪我をしたというような出来事が起きたら
多少ならずともパニックになりますよね?

それと同じように、高齢者の老いの症状は
ある時に発覚して、慌てるということが起きます
同居して様子を良く知っていると思っていてもです
むしろ、一緒にいても見逃してしまう
認めたくない(本人も家族も)という気持ちも
あります

生命保険等は、みなさん任意で入っているので
内容はよく精査した上で加入しますよね?
介護保険は、その内容の説明が足りていないと
ワタシは感じるのです

40歳過ぎて払い始めているので、当然ワタシに
介護保険で定められた疾病や障害が発症した場合
利用することは可能です
だいたいは、65歳を超えてから被保険者になってから
利用するための介護認定を受けてから
使うことが可能になるという仕組みです

一生懸命働いたお金から納めている保険料
皆が転ばぬ先の杖と思って、納めていますよね?
会社で置き換えたら、いわば出資者です
会社だとしたら、説明責任がありますよね
会社じゃないから、そんな必要はない
というのは、あまりに無責任と感じます

使う時には、『税金ですから』と大義名分を
振りかざすのに🤔
そんなに『税金』を大上段に掲げるなら
尚更、国民への周知は徹底するべきでは
ないでしょうか?

仕組みを知らない人が多いから
不便な点、使い勝手が悪いところを知る人がいないから
改良されないのではないかとも感じます

家電品なんかでも、マイナーチェンジというものは
結構されているものですよね
始めは高い値段設定だったものが安くなるのは
購入する人が増えて、利用者が増えることで
改良されて廉価品となっていきます

制度についても、同じことが言えると思います

少し長くなりましたが、このようなカタチでも
少しでも介護保険というものに触れる機会があると
制度の変化が始まるのではないか
という希望も込めて、したためさせて頂きました


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