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営業が嫌いになった理由。だけど私は営業マン。

先日、久しぶりに保険の営業を受けた。
…という言い方をしてみる。

私は知り合いにもお客様にも保険の営業マンがいるけど
それはそれは素晴らしい人たちで
まず聞かなければ自分の仕事を言わない。
そりゃそうだ。
だってこちらから保険屋さんを呼んでいるわけではないからね。

何かご縁があって、人なりというのが何となく解かってきて
そして何かと繋がっている付き合い。
で、今考えたらタイミングさえあえばその人のお任せしてみようという気になっている。
そんな素晴らしい人たち。
私はその人たちから保険の営業を受けていない。

冒頭で「保険の営業を受けた」と言ったのは
はじめまして!のタイミングで保険の話をしてきたからだ。
さて、これは保険に限った話ではないよね。
モノを売るって時に、確かにスーパー営業マンは
飛び込み(はじめまして!)→契約成立!
ってなるかもしれないけど
なかなかそうはいかないよね。

そうそう、だから私は営業という職業が嫌いになった。
前職でいっぱいそんな保険の営業をされたからだ。
シャーペン1本買うわけじゃない。
保険って極端に言ったら「あなたに一生捧げます!」って勢いの商品なのに、いきなり任せるわけないじゃん。


ザイアンス効果ってのがある。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが広めたんだけど、
接触回数が増えるほど好印象を与えるってやつ。
悪い人ではない限り、そういう効果があるってことをもっと勉強してほしいなぁと思う。

それともう一つ。
こっちの方が大事!
その保険屋さんは実は保険の話から始めたのではなく、
”オプションが豊富でお得ですよ~”って話からだった。
具体的には、こういう会社と提携していて
買い物したら安くなりますよ!みたいな話ね。

で、私はというと
そんなのどうでもいい(笑)

ショップカードすら持たない、セールとかバーゲンは無視して欲しい時に欲しいものを買う私です。
だからお得かどうかなんてまずはどうでも良くて
私は”保険の話を真剣に聞きに”この時間を作ったのに
なんでそうなっちゃったかな~と思ってしまった。

お得感で買う人も中にはいるけど、それはそれで良くて
ただ、私はそれで心は動かない。…ということを
はじめまして!で商品を売ろうとするのなら
もっと自分の商品にプライドと仕事に対する情熱を見たかったなぁと思った。

だからそこには「なぜ」が必要。
なぜこの人は時間を作ってくれたのか。
なぜこの人は私と会っているのか。
なぜこの人はここにいるのか。

サイモン・シネック氏のTEDトークは何度も観ます!
『優れたリーダーはどうやって行動を促すか』

これ理論、理屈かもしれないけど
それには小手先の技術では成しえない。

そういう意味でザイアンス効果ってのは単純接触効果が起きて購買意欲を引き出すってことかもしれないけど、
接触回数が増えることによってその人となりが解かってくるようになるから
プラスα、良い人間関係を作ることも出来るんだね。
「なぜ」が解かるようになってきて
その人の不満や辛いことや苦しいこと、困っていることを解決出来るお助けマンになることが出来て、
モノを通して人様のお役に立てることが出来るんだね。

だから営業って素晴らしい仕事なんだ!

これはモノを売ることに限った話ではないな。

だから結局のところ
『本物』にならなきゃモノも売れないし、人とも付き合っていられないと思う。

『本物』だったらまず、モノではなく”人”になる。
”人”になれば、お互い「ありがとう」を言える存在になると思う。
その方が人生楽しいと思うんだけどなぁ。


★音声で聴きたい方はこちら↓

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