季節のお便り＃5月

5月の季節のお便りをお送りします！

福島県国見町では、桃の木が一斉に花を咲かせ、桃源郷のような景色から、目に鮮やかな新緑の季節となりました。

5月は初夏の青空が気持ちよく感じられ、心地よい風が吹き抜ける毎日です。そして、滝のように花穂が下垂した藤が見頃になりました。ぜひ季節の移り変わりを感じながら、ご覧ください。

桃の一年

国見町は、肥沃な大地で作物が育ちやすく、果樹栽培が盛んです。中でも、桃は全国有数の生産地で、例年7月から9月にかけて収穫が行われます。

【4月】
果実の生育を良くするために、余分な蕾を間引いて摘み取りを行います。また、咲きかかっている花を取り集め花粉を採取し、花粉の量が少なく実がなりにくい品種に受粉をします。積蕾作業をしているといよいよ開花です。町全体が明るく華やかなピンクの色に染まりました。

【5月】
花が散った5月は、とても小さな実が結び、暖かくなるにつれてどんどん膨らみます。そして、成長の様子を見ながら、摘果を数回に分けて行い、虫から桃を守るために袋掛けを行います。

沢山の手間と時間をかけて届けられる桃の一年をお楽しみください。

りんごの実すぐり体験を実施しました

町内住民の方と一緒にりんごの実すぐり体験をしました。今回行ったのは、5〜6本ある幼果の中から丈夫なものを残し、他は摘み取る作業。農家さんからやり方を伝授いただき、黙々と作業をしました。今年は、低温と降霜の影響で果物の実になる数が少なく、生育被害が出ております。出荷されるりんごになるまでの過程を知ると、また違った味わい方ができそうです。

季節を感じる

国見インターチェンジ近くにある深山神社の境内には、町の天然記念物の大榧(かや)・大藤があります。樹齢500年以上と言われる大榧を覆うような大藤が見頃となっており、満開時は藤の荏が滝の様に咲くことで有名です。端から見上げるととても迫力があり、壮観な景色です。

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