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花のある暮らしとクニミノセナカ#2

こんにちは。国見ホイスコーレの田上沙慧美です。

福島県国見町では9月末から少しずつ気温が下がり始め、太陽の出ている時間は暖かくても、寒暖差の激しい朝晩は毛布が手放せない季節に入りました。

「秋の夜長か〜🌾」なんて思っていると、17時頃にはもう陽が沈んで暗くなっているので、もうすでに冬の面影が見えてきました。

秋の夜長の過ごし方

冷え込んでくると、「ホットドリンクを飲みながら読書でもしようかな。」「家にいる時間が長いし、部屋ももっと居心地よくしたいな。」と、暮らしに小さな豊かさを取り入れたくなります。

切り花は家の中に気軽に取り入れられる特別感。「少し気分を変えたい」「部屋を心地良くしたい」と思った時に、すごく重宝しているのが高橋生花店です。国見唯一のスーパーであるコープふくしま国見店に隣接しています。店員さんはフレンドリーに、季節の花や、長持ちさせる方法や、オシャレな生け方を教えてくれるので、少し冒険したお花を選ぶことが多くなりました。

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気軽に始められるものなので、ステイホーム中にお花の定期便を始めた方や、近所のお花屋さんを訪れて花のある暮らしを始めた方も多いと聞きます。家にある瓶やコップ、徳利を集めて気軽に花を飾っています。(こんなに珍しいお花も含めてたくさん買っても1000円程度!都内のお花屋さんでは考えられません…!!)

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幅広い世代に対応するフラワーアレンジメント

高橋生花店を営む高橋友一さん。東北地区のフラワー装飾選手権大会で3回も優勝するなど、知る人ぞ知るすごい人。そのため、イベントのフラワーアレンジメントをお願いされたりと色んなところに引っ張りだこです。

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初めてお店に入った時は、「こんなに可愛い花が小さな町で手に入るんだ!」と驚きました。花をいけてある花瓶にも高橋さんのセンスの良さを感じます。

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とはいえ、町のお花屋さんのメインとなりやすい仏花や菊、バラ、カーネーションなど、幅広い年代の好みやTPOに合うようにお花を取り揃えてあります。

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生花だけでなく可愛い多肉植物や植木、鉢植えも。これから花瓶や植木鉢なども商品として取り扱っていきたいそうなので、これからますますお店が素敵になっていくのが楽しみです。

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何になっても表現者

こんなすごい経歴を持つ高橋さん。きっと、子どもの頃から花に触れ、花を愛でてきた人生なのかと思っていました。しかし、花屋を継ぐ前は、なんとバンドのドラマーとしてデビューしていたり、某アーティストのバックバンドでドラムを担当した経験の持ち主だったのです。言われてみると、ボーダーのトレーナーや細身のズボンの出で立ちなど、ロックを感じる要素が残っています。最近のステイホーム期間には、youtubeで「どかチャレ」というチャンネルを立ち上げ、叩いてみた動画をアップしているそうです。

花束を作るときに攻めすぎる位のアクセントが調和していたり、想像を超えるアレンジが生まれるのは、ロックと触れた経験や感性があるからこそ、高橋さんの面白いフラワーアレンジメントに繋がっているのではと思います。

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そして、高橋さんは子どもの頃、私の家で開かれていたピアノ教室に通われていたとか。先生にすごく良くしてもらって、優しい先生だったこと、今は国見ホイスコーレの事務所にしている一室に置いてあったグランドピアノが練習場所だったことなどを話してくれました。

最後に、「もうすぐクリスマスシーズンだけど、リースってそこら辺の雑草や、田んぼの脇に生えてる猫じゃらしでも可愛いものが出来るんですよ。」と教えてくれました。高橋さん自身も、秋を表現するときは、近所の野山からススキや猫じゃらしをとってアレンジに使うそうです。

町の雑草たちでワイルドなリースを作ってみるのってすごく楽しそう!

ぜひ国見町を通りかかることがあったら、高橋生花店にお立ち寄りください。


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