見出し画像

見えるもの、見てるもの、感じているもの&眼と眼鏡と不思議な体の世界

今日、久しぶりに目(眼鏡の調整)の検査に行ってきました。

大阪江坂にある「視覚情報センター」の田村先生。


先生とは主人がオリックス時代にイチローさん、オリックスのチームが目の使い方を検査していた頃の出会いから、私もお世話になっています

先生のお店の壁には、これまで訪ねてきたアスリートの写真などが貼ってあるのですが、イチローさんの1999年の検査を受けている写真や、藍ちゃんと最初に訪れた2009年の時の写真などがあり、懐かしいなぁ、、、と。


私のクライエントさんで、眼鏡の調整が体の安定に必要と思った方は、田村先生の所をご紹介しています。今日も私が色々な実験台になって、見えると言うことと体の反応を感じてきました。

私は目の使い方は集中過多な目、緊張させるタイプなので、遠くのピントを合わせにくいのですが(なので近視)、通常その使い方のタイプは、水晶体が縦長(体の前後)に変形していくのですが、私の場合、機能としての目は中心に寄せて集中過多気味なのですが、水晶体自体は横長(目の緊張を解いて広く物事を捉える)になっているそうです。

それは珍しいタイプだから、、、といつも言われるのですが、近くを見ているが、一方で気質的(姿勢/マインド的)には広く捉えている、みたいな解釈もできるそうです。


現実を直視しながらも、遠くを見ている、想像もしている、、、みたいなのかなぁ。


目と言う外受容器から情報を得る私たちは、それに振り回されて体(深部感覚受容器)を忘れると、外に振り回されて、自分の安定を崩しやすくなるのかなぁ、、、と、感じる事があります。

今日もある実験で、一方の眼鏡をかけると、かけた事でターゲットが左にあるように見え、もう一方をかけるとターゲットが右にあるように見える実験をしました。(レンズで眼球の引っ張る方向を恣意的に変える設定)

それをかけた時、ターゲットを目掛けてボールを投げた動きの結果はカゴの左に着地。

もう一方の眼鏡をかけると、通常に反応としては、カゴが右にシフトしていると目からの情報があるから、投げたボールはカゴの右に落ちるはずが、私の投げたものはターゲットにボールが入ると言う結果になりました。

私の場合、少し遠い距離のものに対して、左に引っ張る対応力はあれど、右に対応する力が弱い(右外側に引っ張る力が遅く弱い)と解釈できるのかなぁ、、、と。


なぜこの実験をしたかと言うと、目の検査をしている時、遠くのものに目の緊張を下げて焦点を合わせようとすると、左の外側へ目を引っ張る事で焦点を緩めて合わせている感じがする、と私が先生に言った事で、実際に体との反応はどう言う関係なのかを見てみようと言うことになって。

私の場合、目を左に引っ張りぎみにされた時、体の中では胸腰部近辺(骨盤周辺の上のあたり)が右に回旋する力を感じて、物体のある右へと体は反応する気配を感じるが、実際の投げたボールは目からの機械受容器が示している、左へと着地。

逆に、少し遠い距離のものへの右への目の外側(右外直筋)への対応が弱っているため、または左の外直筋が緩まないため、正しい反応が起こりづらいということなのかな、、、と。

左へ目を引っ張る時は、体の中はバランスを取るために、体幹の筋が右に引っ張る感じがあったのですが、右へ目を引っ張る時は、体の中での変化はほぼ感じられなかった。

この辺りも面白いなぁ、、、と。
多くの人が、足元の不安定性の変化を感じるみたいなのですが、私は重心よりは、体の小さな部位の変化を感じ。

最後に実験でかけたメガネが、一方をかけると人が大きくなり、一方をかけると人が小さくなると言うものだったのですが、それも多くの人が相手の大きさの変化に応じて、あごを上げ下げして見方を変えるらしいのですが(それにより足裏の重心が変化する。人によっては前屈みになりすぎて前に倒れるらしい)、私は姿勢はほぼ変わらず、眼球の動きで調整をしている感じがあったので、姿勢の安定を最優先にしている結果の目からの情報への対応がそれなのかなぁ、、、と。



目の使い方で色々な気づきがある。

視野を広くと思っても、目が視野を広げられない使い方をしているかもしれないし、現実を見ると思っても、目が現実を見ない使い方をしているかもしれない。

目は心の窓ともいうけど、面白いなぁ、と。

乱視はあるけど、少しずつ減ってきて目と体の大きなずれはなさそうだけど、デスクワークでコンタクトの上にかける眼鏡を新しくオーダー。

研修に来ていた高校生にフレームを選んでもらったので、出来上がりが楽しみ!

田村先生、川崎さん、みなみさん、いつもありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?