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Kodak Film のお話

2月に入った土曜の夜
枕元で光るスマホを裏返すとN君からのLINE

「お久しぶりです~こんなイベントあるんですけどご一緒しませんか?」

へぇ~あのKodakがフォトウォークイベントするんだ!と驚きました。

というのも  私の予想では「 5年ほどで Kodakと富士フィルムはフィルム生産を終了するんじゃない?」っと睨んでいたので、Kodakのイベントに "一筋の光"  を見たのです。

「Kodakさん、またフィルムを盛り上げてくれるの?」

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フォトウォークの参加費は無料で、さらにフィルム一本プレゼントという太っ腹企画。フィルム未経験者への裾野も広がりそうじゃないですか。私もフィルム欲しさにホイホイと参加を決めました(セコい?)

でもね、私だって いい年の大人ですから、貰うだけじゃ悪いなぁとULTRAMAX 400とFunsaverを事前に購入して気を使います。

そしてイベント当日も気を使い
 頼まれもしないのに 足下にはチラッと覗くKodakイエローの靴下を履き、シャツの襟元からはKodakTシャツのイエローがチラッチラッ・・・って いやいや

おっさんの服装なんてどーでもいいわっ!

と突っ込まれそうですが、大切なのはイベントを開催してくれた KodakとCerbonを「リスペクト」する気持ちですよ 気持ち!

早速イベントで撮った写真を掲載しましょう。

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Kodak Funsaver 

まずはKodakの使い捨てカメラFunsaver で撮影した写真。

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使い方は写ルンですと同じ。シャッター押すだけの簡単操作です。

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黄色いカメラを持って街を歩くと 無意識に黄色の被写体が気になる・・

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度々noteに登場してくれるミシェル君はいつも男前が溢れてるなぁ。彼はKodakのイエローパーカーがめちゃ似合ってるじゃないの!

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こんなに黄色好きやったっけ?それとも無意識にKodakへ忖度してるのでしょうか?

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過剰な「撤去警告」がサドルをお洒落に変化させる黄色の魔力 (笑)

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撮影していた湊町リバープレイスの一帯は寛容なオープンスペースで、自由にダンスや漫才・コントの練習をされていますね。この日も橋の下では漫才コンビがネタ合わせやってましたよ。

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逆光で撮ると写ルンですの場合は「光のリング」が現れるけど、Funsaver はモヤモヤだ~!LOMOの「Simple Use Film Camera」と同じく内面反射っぽい。

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フラッシュON / OFF で変わるの?

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上の写真をフラッシュONで撮った瞬間に反射が強過ぎたかな? と思い、次はフラッシュOFFにして下の写真を撮りました。どうでしょう?私はフラッシュONの方が好みでした。

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フィルム撮影はその場で撮った画像を確認出来ないので、「フィルムが勿体無い」という思いを封印して現場で出来る事は全て試そう!と沢山シャッターを切ってしまいます。

結果 調子乗って撮り続けると 財布が空っぽになるので 皆さんはよく考えて撮影しましょう~

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Kodak Gold 200

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Kodakよりご提供頂いた Gold 200でも撮影しました。iso200は低感度に思えるかもしれませんが、私のカメラはRollei35bという古いカメラ。シャッタースピードが最高1/500までしかないので、お世辞でもなくマジで iso200が一番使いやすい感度なのです。

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一枚目はお約束の右側の感光。

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どうして同じ場所を2枚も撮ってるの?とお思いの皆様。見つけちゃったんですよ~!蛇口の上をよく見て下さい。あのネズミの絵は紛れもなく「バンクシー」ですよ!傘さしてへんけど(パチモンかな?)

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アメ村のヤバそうなビル、こんな暗所でもF3.5 SS1/30での撮影でこれだけ踏ん張るGold200。フィルムならではの色被りもいい味ですね。

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昼過ぎには大阪駅周辺に移動

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やっと太陽が出てきた。

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「目測カメラ」の場合、ガラス反射を撮るシーンではファインダー内でピント位置を予測できません。今回は1.5m先のハンガーに合わしたけれど 正解はガラス反射側の∞だった。

こうやって喜びや反省の機会が数日後にやってくるのは フィルムの良いところかもしれない。

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撮りがちな水面

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イベント終了後は友人と食事をして、また少し撮り歩きました。

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街ゆく人々が立ち止まるストリートミュージシャン。唄がめちゃくちゃ上手で「あの人天才やね、あの唄 絶対売れるよ!」なんて自信満々に言ってると 友人が「あぁ、、あれサザンの曲ですね~」っと言われてズッこけた(笑)

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あっ、「Kodakおじさん」だっ!と20m走って追いついたらと「宝くじおじさん」だった。

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お気に入りの歩道橋から美しい螺旋スロープを撮る。建物に性別があるならこの螺旋スロープは女性だと思う。そう思いながら  いつもよりも優しくシャッターを切った・・なんて誰か言いそうなセリフだ(笑)

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最後は友人との別れ際に撮った一枚。地味だけどお気に入り、いやぁ ほんと地味だなぁ、、でもこの風景に惹かれたのだ。


掲載した写真はラボで現像+データ化してもらった無補正の画像です。Kodak Gold200(店頭価格  約550円~)はナチュラルな発色で使いやすいオススメの常用フィルムですよ!

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おわりに

フィルムをご提供下さったKodak様、運営下さったCurbonスタッフの皆様、本当にありがとうございました!お陰さまで多くのFilmフォトグラファー達と有意義な撮影を存分に楽しめました。

今後、フィルム写真の再燃をSNS上の一過的なブームで終わらせることなく、特に10~20代の写真カルチャーへ根付くことを、Kodak社とCurbonさんにすごく期待しています!そして全力で応援しますよ~

これからも私は変わることなく  惹かれた人や風景に目を向け  財布が空っぽになるまで フィルムカメラのシャッターを切り続けるのです。

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最後に「Kodakの社長さん」へ
今度フィルム値上げしたら 三脚で乳首ドリルするからね(笑)

おしまい

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