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面接前アンケートにて、すごく意識の高い事をいうビジネスマンの正体

やりたいなら、真面目に実行に移しましょうという話。
職位柄、色々な方と面接させてもらう。 
その日も応募して頂いた方と面接をさせてもらっていた。Aさんとさせてもらいます。

どうして人材紹介業を志望されますか?
Aさん「是非、御社で人材紹介業をして、誰かの人生に転機を与えたい、顧客に向き合ったサービスを提供したい」

すごい事です。 気持ちだけは、入社1か月目からものすごい仕事をしてくれそうな意気込み。言語レベルでは。
ただあまり表情からはそれは伝わってこない。 ふむ、まだ緊張しているのかな?

ちなみにいつから人材紹介業をしたいと思ってたの?
Aさん「2年ほど前からです。」
(むむむむ!??? 結構前だな・・・、これはちょっと危ない人材のにおい)

ここで我々が日々、候補者の方々と話しているちっちゃいケーススタディを投げかけてみた。
大学を理系学部で卒業、その後メーカーの生産技術(生産ラインの設置、改善、メンテナンス計画などの仕事をする生産現場では結構な重要職)で3年経験した候補者がいた。ただその候補者が今やってみたい仕事はマーケティング。どのように会話を展開しようと思いますか?
Aさん「今後どのようなエンジニアになりたいのか、5年後のキャリアについて、今後取得したい技術領域。。。。」

(まてまてまてーーいw!) えっとですね、こちらの方はマーケティングをしたいって思っています。
あなたならどのように話を展開されます? 
Aさん「ちょっとマーケティングという仕事についての理解が低くてですね。。。」

つらいです。 2年もやりたいと思ってもらっているのに、世の中にどんなポジション、業界があるのか、またそれらの初歩的な特徴すら把握していない。 数年前ならあほ過ぎて採用できん。。。って切り捨てていたとは思う。 本当にこんなに強くこの仕事をしたいと思っているなら、ラストチャンスをあげたいとは思う。 私と話したことで、なんか気づいてもらって、彼の何かしらになればいいと思った。 (多分採用はできないと思うけど)。 ボランティアできるほど暇ではないが、人材業界の底上げの0.0000001の貢献になればいいな~ と思う 秋の夕方。 


 

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