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世界のイメージ、それ本当?(その2) ~ お花の買い付け現場から世界を見る。

引き続き、お花の買い付けの仕事という機軸で世界の一部を考察していきます。”その1”はこちらをご覧ください。そして今回は取り上げるのは・・・

2.南アフリカ共和国

アフリカ大陸最南端の南アフリカ共和国。国花キングプロテアをはじめ、同国から生まれるネイティブフラワーに魅了される方もたくさんいらっしゃると思います。

キングプロテア1

ちょっと脱線してお花の話をすると、例えば、バンクシア(オーストラリア原産)。山火事で種が散布されることを想定してるなんてエピソードも面白いですし、何より、このバンクシアの畑・・・宇宙と交信してるんじゃないかと思わずにはいられない。(笑)

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実際南アフリカはアフリカ最大の経済規模を誇り、ダイアモンドのデ・ビアス社や世界的化学企業のサソルもある。
そして、このケープタウンの街並み、、、僕も大好きですが、おそらく、南アフリカをアフリカではなくヨーロッパの延長線上で見る人は多いでしょう。

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でも、どうしてどうして、お花の買い付けをしていると、南アフリカほど”アフリカ”を感じずにはいられない国はない。言い方を変えるとお花のように人も個性的。

発注量ではない。値段ではない。ビジネスライクでなく、その人を好きか・嫌いか、そんな人情味あふれる!?頑固オヤジがいたり、

さらには、お花農園の横の土の滑走路から飛行機をかっ飛ばすオヤジもいる。(笑)

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ちなみにこのオヤジはヘンドリックさんというのですが、おそらく世界一のクオリティのセルリアというお花の生産者でもあります。特にこの時期、私たち「世界の花屋」でも大人気のお花です。

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南アフリカの大地を走り回り、たくさんの人と出会うと、むしろ、こここそ

”ザッツ・アフリカだ!”

と感じずにはいられないのです。


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