転落ナースが転職で手に入れた思考
【頑張れば報われ、、、ないこともある】
今日もお疲れ様です。
日々患者さんと向かい合っていると「看護部、優雅だなぁ、、、」などと考えてしまうことありませんか?
私は若い頃思ってました。
「看護部で優雅に仕事したい」なんて。
浅はか極まりないんですが、
毎日毎日、身体も気持ちもすり減ってしまっておかしな思考に落ちる瞬間があるんですよね。
ちょうどそんな時だったと思います。
そのころは上昇志向がメラメラとしていたので、
・休日返上で勉強会の資料作りをしたり
・新人教育のマニュアル作り変えたり
いろいろやってました。
ですが。
自分の意図しないところで、「転居」→「退職」
リセットです。
「ドラクエやっててラスボスと闘ってる途中でブレーカー落ちた」感じ。
泣いてもどうにもなりませんが、泣きました、コッソリ。
【転落→転職→天職かも】
とっとと諦めればよかったんですが、
なかなか気持ちの切り替えはできません、、、。
それでも生きていかなければならないので、転職先を探すことに。
当時(20年以上前)は「転職サイト」の存在を知らず、田舎に引っ越したため「職安(ハローワーク)」一択でした。
地方ゆえ、新着求人がほとんど無いにもかかわらず「ハローワーク」に通う日々。
心が折れそうでしたね、、。
「転職したい」理由も情熱もなかったので、つらい「職安通い」でした。
インターネットが今ほど賑やかでは無い時代、
ある意味仕方がなかったかもしれません。
自分の気持ちを向ける方向は「自分にしかない」と感じていました。
それからいくつもの職場を渡り歩き、思うこと。
「転職してよかった」
強がりでもなんでもなく。
なぜか。
「看護師&人としての経験値が上がる」から。
どうしても一つのところに止まっていると、
良くも悪くも「心地よく楽になる」瞬間が来ます。
同じ看護師といえど、
「急性期」と「訪問看護」では優先するものが全く違います。
「病院」で常識だったことが「会社や社会」では非常識だったりもします。
そんなことに気付く機会が「転職」にはあるのです。
考え方を無理やり変える必要が出てくるんです。
そして新しい環境に自分を置いてみると、
「自分に足りないもの」「実は得意だったこと」
なんかがちょっとづつ見えてきます。
私の場合は「訪問看護」で。
思いの外
「利用者さんの望みや嫌なこと」
なんかをヒアリングできることがわかりました。
大学病院時代では経験できなかったことです。
結果、雑談から次のケアに繋げるヒントのようなものを得られて
「利用者満足度の向上」に貢献できたり。
何が言いたいかというと。
今「なんか上手くいかない」とか「毎日ただ業務こなしてるだけだ」とか、しっくりこない感じがある人。
もしかしたら、「環境を変える」だけで解決するかも、です。
これまで会ってきた同僚看護師の中にもいるんですよ。
「あの人、ここにきたらめっちゃ活躍できるのに、、」って人。
ちょっと自分の視点を変えると、生きやすくなったり、
楽しい看護師ライフが送れるかも。
出世コースから外れる=不幸な看護師人生、では無いですよ。
私が今現在も証明しながら生きています。
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