見出し画像

リノベーションまちづくりプロジェクト始まる!

 いきなり梅雨が明けちゃいましたね🌂
 史上最短なんだそうです•••異常気象が原因ですかね💦
 梅雨明け後は、日差しは非常にキツくなり、自宅から事務所まで歩いて行っているのですが、いつも汗だくです😅
 今年は雨が少なく、四国地方では水不足になることも予想されたり、東京電力管内では電力ひっ迫注意報を発令して節電を呼びかけたり、IT技術が進歩しても、まだまだ自然の威力を見せつけられています。
 節電においては、8月頃から省エネを促進することから節電ポイント2千円分を支給すると政府は発表しておりますが、2千円分のポイントをゲットするためだけに、無理してまで熱中症で病院に運ばれることにならないようにしてもらいたいです☀️

 さて、本題に入る前にご報告です。一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)が運営のお手伝いをさせていただいている「佐野まちライブラリー」が取材を受け、Yahoo!JAPANクリエイターズプログラムのサイトに掲載していただきました。

 いろんな媒体や方々から発信していただけのは、自分たちからの発信では限定されるため、今までVRSの取組みを知らなかった人たちにもPRできるので、非常にありがたいです。
 前回のnoteも、Appleネタでもあったこともあり、note版まとめサイトにも取り上げていただきました。

「Apple記事まとめ」と「VR記事まとめ」に掲載していただきました!

少しずつ、VRSの取組みが認知していただけると嬉しいです。

さて、

もうすぐ七夕ですね!
 これだけ早く梅雨明けすると、久々に天の川が見れたりしませんかね?でも、台風も近づいてきているみたいで、今年も見れないかもしれませんね😭
 今回のnoteは七夕にちなんで•••はないです💦
 今回は久々にVRSの取組みについてお知らせしますので、ぜひご覧ください!

▼増え続ける空き家が地域を滅ぼす

 平成31年4月に総務省統計局が発表した「平成30年住宅・土地統計調査」によりますと、総住宅数は伸びは鈍化しているものの増加の一途をたどっていて、6,242万戸である一方、空き家は846万戸で空き家率が13.6%と7.35戸に1戸が空き家であるそうです。

「平成30年住宅・土地統計調査」(総務省統計局)より引用
※画像をクリックしていただくと出典元のリンク先に移動します

 これだけ空き家が増えている背景のひとつに、人口減少化問題があります。
 特に地方都市の過疎化が目立つ地域では、若者が首都圏や大都市部に流出し、残った高齢者たちが体が元気な時は自分たちで生活ができても、介護を必要とするようになると、古い家は段差があったり、断熱化されていないため、暮らすには不自由になるだけでなく、万が一病気で倒れたりしても誰にも気づかれない状況になることから、親族が心配して引き取ったり、引き取れない場合は施設にあずけたりすることで、結果的に空き家になるわけです。
 空き家が増え続けるとどういう状態になるかと

①老朽化に伴う建物の倒壊の危険性が高まる。
②適切に管理されていないことに伴う景観の悪化や治安の悪化につながる。
③②に起因して周辺地域の資産価値の低下を招く。
④何代もの相続登記をしていない場合、建物土地を処分する場合、相続人(孫やひ孫などに波及する場合もあります)全ての署名押印が必要となる。

一般的に言われていることをVRSがまとめたもの

 過疎化している地域に空き家が増え続け、しかも適切に管理されていない場合、負のスパイラルに陥ってしまうのです。

適切に管理されていな空き家が増え続けると地域は滅んでいきます

▼空き家問題と人口減少問題を一挙解決に導くリノベーションまちづくり

 リノベーションという言葉が一般的になったこともあって、今月から波瑠はるさん主演でこんなドラマがされるのですね❣️

 2011年に福岡県北九州市で最初のリノベーションスクールが開催されたのを皮切りに、あれよあれよと全国展開をしてきたわけですが、それから約14年目を迎えることからも「リノベーション」という言葉も浸透してきてもおかしくはないですけどね〜

 さて、話を戻しまして、2011年から始まった「リノベーションスクール」で成功を収めた北九州市小倉魚町に続けと、全国の空き家が増え続ける地域に、こぞって「リノベーションスクール」を開催し、空き家を事業用として活用する事例が一気に増え続けました。
 確かにこれは理にかなっている部分もあり、普通のテナントや事務所用の物件は家賃もそこそこ払わなければならないし、改装費用もそれなりに必要なので、まあまあな初期投資と固定費がかさむので、事業用のテナントを借りるだけのメリットは何かというと、それほどなかったりもするわけです。
 それであれば、事業用でなくても居住用の物件でもいいわけで、しかも飲食店でないのであれば、空調設備なんかは家庭用でも使えるわけで、業務用の空調設備に比べると何分の1という価格で買えたりするわけですし、メンテナンスも安くついたりします。
 一方で、事務所で使うとなれば、配線ダクトの設置が新たに必要になったり、古民家などの古い物件は断熱材がなかったりするので、新たに断熱効果を高める施工が必要になったりしますが、居抜きで使える事業用物件でない限り、家賃させ不動産オーナーの人が安くしてくれるのであれば、後々のことを考えると安くついたりします。
 不動産オーナーもどうせ使わないのであれば、使ってくれる人がいるのであれば、使ってもらえると先ほどの4つの問題も自分でお金を出して解決する必要もなく、加えて賃貸の条件によりますが、固定資産税以上の家賃設定をすれば、損をすることがないわけです。
 また地域にとっても、昼間人口が増えることで関係人口の増加につながり、関係人口が増えると地域に新しいお店ができるなど、地域のにぎわいが生まれてきます。
 関係人口は観光客と違って、今回のような感染症の影響や、外交問題に端を発する観光客の激減の影響は少なく、まだまだリモートワークが浸透してきていない日本においては有効な取組みと考えています。
 人口減少の歯止めはここ数年で解決できる問題ではないことを考えると、関係人口を増やしていく取組みが有効だということがわかると思います。

リノベーションまちづくりで地域を元気にしよう!

▼敷地に価値なし エリアに価値あり

 リノベーションまちづくりの一人者でもあり、リノベーションスクールの立ち上げなどにも中心的に関わって来られた清水しみず義次よしつぐさん(株式会社アフタヌーンソサエティ代表取締役)はこのように語っておられます。

 空き家などの遊休不動産をテナントや人で埋めて活用することをイメージされる方も多いと思いますがそこにとどまらず、地域には、人的資源や歴史的資源、産業資源など、探せば沢山の資源があります。それらを余すことなく活用すれば、低コスト・低リスク、かつスピーディに事業を生み出し育てることができると考え、それを大切にまちづくりをしています。

Z-ENのインタビューより引用

 たとえ歴史を感じさせる築何百年の古民家を使ってリノベーションをしたとしても、その物件単体だけで人を呼び寄せる力があるコンテンツがなければ、事業を継続することは非常に難しく、また人を呼び寄せる力のあるコンテンツであったとしても、一過性、いわゆる「バズる」だけで長続きしないコンテンツであれば、飽きられてしまったら見向きもされないものになってしまいます。
 VRSでも、この辺の厳しさを目の当たりにしてきたので、たとえ築年数がかなり経っている歴史的な価値があったとしても、その物件の敷地単体で考えることはせず、周辺エリアも含めてエリアリノベーションに取り組んできたところです。

▼リノベーションまちづくりプロジェクト始まる!

 これまで書かせていただいたようなことは、法人化する前のバリュー・リノベーションズ・さので3年間取り組んできたところですが、今回、行政からの委託を受け、リノベーションまちづくりを加速化させる業務をお手伝いさせていただくことになりました。
 最初にVRSの意図する取組みについて知っていただくため、泉佐野市の広報誌に「リノベーションまちづくり」の取組概要を掲載していただきました。

※画像をクリックしていただくと広報誌で
「リノベーションまちづくりプロジェクト」を掲載した内容がご覧いただけます

 このほか、リノベーション費用などの初期投資を抑え、いち早く事業に着手し、事業を早く軌道に乗せることがリノベーションの目的ですが、昭和以前に建築された物件の多くは、現在の建築水準に合っていないことも多く、加えて昨今の感染症の影響やウクライナ侵攻などの影響で建築物価が高騰していることより、初期投資を支援することで、いち早く事業の安定運営に繋げていくことを目的として、8月31日(水)まで、「空き店舗活用型新規事業創出補助金」の募集をしています。
 詳しくは、下記の画像をクリックしていただくと、VRSのHPに移動しますので、そちらでご確認をお願いします。

※画像をクリックしていただきますと当該事業の詳細ページに移動します

▼リノベーションまちづくりプロジェクトはまだまだ続く!

 初期投資の支援とはいえ、単に補助金だけ出していても、地域への波及効果は限定的ですので、行政から委託を受けて実施する限り、それなりの効果を出していきたいと考えています。
 行政の意向を受けて実施する「空き店舗活用型新規事業創出補助金」が第1弾だとしますと、第2弾として、やはり空き家を発掘していく必要があるわけで、空き家などを所有している不動産オーナーに向けた、遊休不動産利活用セミナーを開催します!
 このセミナーのスピーカーを買って出ていただいた方は、

なんと!

北九州市小倉魚町で自身が所有されている物件や知り合いの物件をリノベーション物件として提供し、嶋田洋平代表と2人3脚で魚町の商店街を再生に導いた、かけはし 輝元てるもとさんです!

梯さん

 最近、北九州市小倉魚町の取組みを本にされて出版されていましたが、本の内容も時間を忘れて読みふけってしまうほど非常に面白い内容でしたので、かなり興味深いお話を聞けるのではないかと思います。

講演会:不動産利活用セミナー&講演会「滅びない商店街の作り方」
開催日時:8月17日(水)18時〜19時30分
開催方法:オンライン開催(ZOOM)
スピーカー:かけはし 輝元てるもと
      (中屋興産株式会社代表取締役)
      嶋田 洋平氏(株式会社らいおん建築事務所代表取締役)
参加費:無料
募集人数:50人(申込先着順)

8月17日開催:不動産利活用セミナーの内容
※画像をクリックしていただくとセミナーの申込みサイトへ移動します。

 これほか、昨年に引き続き、(仮称)リノベーション実践塾を開催します!
 開催は、事前レクチャーが10月14日(きん)19時〜、ワークショップは10月22日(土)10時〜23日(日)19時までの予定です。
 こちらは詳細が決まりましたら、またご案内しますので、今しばらくお待ちください!

昨年の「つばさ通りリノベーション実践塾」の模様

 リノベーションまちづくりプロジェクトをはじめ、VRSまち再生事業はこれからさらに加速化していくつもりですが、かなり地道な活動を要します。
 まちづくりの一人者がまちに訪れて、まち案内をして喜んだり、またまちづくりの一人者にコメントをもらって喜びながらリプライした投稿の内容を自らが否定することを平気でしたり、そういう面々たちが集まってその街の状況を知らない人の前で成果発表会をしたとしても、まちは再生しないのです。
 志ある不動産オーナーとの関係性を構築したり、遊休不動産を活用して真面目に事業に向き合える人を発掘したり、そういう人たちを繋げたり、そういう地道な活動がまち再生事業には必要なのです。
 いきなり成果が出ることは滅多になく、4年前に訪れた宮崎県延岡市の油津商店街でも、まち再生に4年もの期間を費やしたことからも、かなり地道な活動を覚悟する必要があります。
 しかし、結果が出れば、その成果は計り知れないものにつながるわけです。
 関係人口の増加だけでなく、空き家の解消、経済波及効果の創出、資産価値の向上、そしてそこで事業をする人も含めた暮らす人たちの笑顔など、今までなかった新たな価値が生まれてくるのです。

「敷地に価値なし、エリアに価値あり」

 その言葉を胸に秘めて、リノベーションまちづくりプロジェクトに取り組んでいきますので、よろしくお願いします!

▼お知らせ

 VRSの取組みが行政情報番組「さのテレ」で放送されていますので、そちらもご覧ください。

 Yahoo!JAPANクリエイターズプログラムで紹介されました「佐野まちライブラリー」では七夕に向けて、七夕飾りを作るイベントをしましたが、親子で楽しみながら作っている様子が印象的でした。

七夕かざりを親子で作っている模様

 今年は梅雨明けも早かったので、七夕はいいお天気になるかなとも思いますが、台風の進路が気になるところです。早く台風一過となれば、久々に七夕の日に天の川が見れそうですね。
 短冊には、「訪れた人たちの幸せがつながるまちにしたい」と書いて飾ろうかな•••🎋

親子で作った七夕飾りを飾った笹

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

多様性を考える

サポートしていただけると、モチベーションをもってnoteに取り組めます!(笑)