売上を減らす?

【売上を、減らそう】

先日読んだ本がすごく良かったので、その紹介を。

京都にある1日100食を売ったら閉店になる飲食店「佰食屋」の創業者である中村朱美さんが著者。

タイトルで一瞬「どういうこと⁈」と思うかも知れないが、これこそまさに「働き方改革」という内容。

僕も8年ぐらい飲食店に勤めていたときに、ずっと疑問があった。
疑問があったのに結局はそれが当たり前だと仕方なく受け入れてきた。

とてもとても長時間労働で忙しいはずなのに、給料は安いし、休みは月5日。(ゼロの月もあった)
役職がつくと連休は…年1、2回(2連休)。
土日に休みはほぼ取れず、取ったとしても周囲の目が痛い。
労働者の権利なのに謎すぎた…。
振り返ると悪い流れが習慣になり、「あたりまえ」になっていたし、おそらくほとんどの飲食店が今でもそうだと思う。
正直なところ、この業界(以外は知らないのだが)の不幸自慢は聞き飽きた。

そういう疑問に全て応えてくれてるのがこの本。


僕は今、夫婦で「cafe旅人の木」(自家焙煎コーヒーと手づくりおやつのお店)を経営しているが、さっそく取り入れたことがある。

それは、「おやつを売り切る」ことと「コーヒー豆を売り切る」こと。
カフェなのに途中でおやつが無くなるなんて…
自家焙煎コーヒーを売りにしているのにコーヒー豆が無いなんて…
と以前は思っていたのだけど。

朝早く来て、夜遅く帰るというルーティーンを辞めた。(脱セルフブラック)
そして、今どうなってきたかと言えば「ゆとり」が持てた。
(まだまだ欲しいけど)
ゆとりがあると生活リズムが安定するし、不調が少ない。
そして何より「これからを考える」ことができる。

人生で読んでよかったと言える本の1冊。

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