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経験を聞くのは地図に道を足していく作業

ときどき振り返ることは重要だ。

自分がどれだけ前進したかを確認することで、自信が持てるし、うまくいかない場面でも自分自身を励ますことができる。


他にも振り返る利点はある。

うっかり財布やスマホを落としているかも知れないし、

いつの間にか目的と手段が入れ替わっているかも知れないし、

過去の経験が未来のヒントになるかも知れない。


6月17日に岐阜県関市にある「カフェ・アダチ」さんにて、セミナー講師をさせてもらった。


タイトルは「カフェをはじめてみませんか?」。

通称「カフェはじ」と呼ばれるこのセミナーは定期開催されている。(今回で9回目)

これから開業したい人、すでに開業計画が進んでいる人、興味のある人に向けて、カフェ開業者の経験を聞いてみよう、質問してみようという企画。


cafe旅人の木は2018年に開業。

4年目の経営だけど、日々改善すべきことが山のようにあると感じている。

そんな中でも、ときどきオープン当初を振り返ることも。

「あの頃と比べると本当に変わったな、変えてきたな」と、開業当初からの前進を実感することが、「いま抱えている課題もクリアできる」というモチベーションに繋がっている。

たまには自分で自分を褒めてあげるのも大事だよ、ということだと思う。


一方、講師のお話を頂くまでは、あまり開業前を振り返ったことがなかった。

なんとなく開業目指してしてきたことを箇条書きしているうちに、「具体的にどうだったっけ?」となり、いつの間にか開業年表ができてしまった。(笑)

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何からはじめるのが正解かわからなかったし、始まってもいないのに漠然とした不安があったのは間違いないし、今でも覚えている。

「石橋を叩いて叩いて渡らない」ぐらいの慎重派(社長も僕も)なのでなおさら。

わからないから怖い、だったのだと思う。


他者の経験を知ったところで、それがそのまま自分に当てはまることは多くないかも知れない。

ただ、自分が同じシーンに遭遇したとき、「あの人はこうしたって言ってたな」と思い出すことができれば、多少なりとも不安を抑えることができるはず。

「歴史から学ぶ」というほど大袈裟なものではないけれど、すでにそれを経験した人が選んだ道を知っておくのは、多分マイナスにはならない。

言ってみれば、白地図に少しずつ道を描いていく作業

きっとその地図を完成させられるのは、本人を除いては存在しない。

とはいえ、その途中途中に道が見えていれば、完成までの難易度は1ミリぐらいは下がるのでは?

僕自身、誰かの開業話は聞いてみたいし、機会があればまたどこかで話してみたいと思う。


自分の経験が誰かの役に立てばありがたいなと思いながら、振り返った開業の話。


今回、自分自身を振り返る貴重な機会を頂いたカフェ・アダチさん、

拙い話にも耳を傾けて下さった参加者の皆様、

心より感謝申し上げます。



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