コーヒーをシンプルに
好きなコーヒーってありますか?
かるめとか、濃いとか、酸味があるとかないとか、苦みがあるとかないとか。
色んなコーヒーを飲んできた人なら、エチオピアの○○とか、ブラジルの△△とか。
「コーヒーなら何でも好き!」という人もみえると思います。
ところで、僕はコーヒーの仕事を始めた頃から微妙にモヤモヤしたものを抱えています。(突然の告白)
それはコーヒーに詳しくなればなるほど、勝手にコーヒーを難しく解釈しだすというもの。
たとえば、あるコーヒーAについて、その情報(産地、標高、年間降水量、生産処理方式、収穫時期、農園主、味わいについての複雑な表現など)までお客さんに提示しよう、みたいな。
透明性ってめっちゃ大事なことだとは思うんですが、情報過多になってるんじゃないかと。
コーヒーAを飲んでみようかな?と思ったとして、その情報全部必要ですか?
ちなみに僕は、コーヒーAを飲むとき、「さすが△△産の標高△△m、降水量△△mm、△△さんの農園で△△という味わいでおいしいな!」みたいには思いません。
「△△という味わいのコーヒーAを選んだ。飲んでみた。おいしい。選んでよかった」と思うぐらいです。
とはいえ、コーヒーの情報は求められればいつでも開示できるようにしておくのはお店の義務だと思います。
ただ、あまりに情報過多だとコーヒー選びが手間というか、壁を感じてしまいそうだし、結局「(よくわからないから)なんでもいいです」となるんじゃないかなと。
自分好みのコーヒーに出会える機会かもしれないのに、よくわからないせいで選べない状況になるのってもったいないなと思います。
もちろん、情報を明示したうえで、興味を持ってもらうことも重要。
ようするに、バランスです。
コーヒーにめちゃくちゃ詳しい人、
シンプルにコーヒーが好きな人、
コーヒーは苦手だけど今日は挑戦してみようという人。
それぞれにアプローチの仕方は異なると思います。
「旅の途中のひとやすみ」の場所として、お店を開いています。
同時に、コーヒーにもこだわりを持っています。(もちろん、おやつや空間も)
ただ、コーヒーについては「どこまでこだわりを出すか?」のラインが少しあいまいだったような…。(むしろ出しすぎだった感あり)
というわけで10/1から、コーヒーをシンプルにしちゃいます!
メインのコーヒーはブレンド4種のみ。
・かろやか
・あじわい
・ふかみ
・季節のブレンド
(もちろん、コーヒー大好きな皆様向けにもストレート銘柄も数種ご用意してます!)
旅の途中のひとやすみに、難しいことは抜きにして。
コーヒー、楽しんで行ってくださいね!(社長のおやつとご一緒に)
cafe旅人の木での日々のことを書いています。
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【お店の案内】
オンラインショップにて自家焙煎コーヒーを販売しています。
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