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和菓子とコーヒーが合うのは必然かも

6月25日(土)開催の和菓子日和。

ご予約、ご参加のみなさま、ありがとうございました!


合わせるドリンクは全員がコーヒーをチョイス。(コーヒー屋としてはとてもうれしい)

ご感想をいただく中でふと、記事にしておこうと思ったことがあったので書いてみる。


「和菓子とコーヒーは結局どれでも合う」説。


和菓子とコーヒーの組合せについて過去に書いた記事。

和菓子には上白糖が使われることが多いから、ビター系のコーヒーが合うよという内容。(ただし、僕は飲みたいコーヒーを合わせればいいと思っている)


今回の和菓子日和では、季節のブレンド「夏のおと」と合わせると、すごくいい。

そんな声がかなりあった。


パッと思いつく理由は2つ。


ひとつめは、時期的にさっぱりした味わいが求められるから。

「夏のおと」は、少し酸味のある、さっぱりとした味わい。

暑い時期はさっぱりめ、寒い時期は濃いめの味わいを欲するのは多くの人が身に覚えがあるはず。

和菓子については不学なので正確かはわからないけれど、春に食べたものよりも少しさっぱりした味わいに感じた。

コーヒーは不学ではない、というか自分で仕上げたブレンドなのでよくわかっている…はず。(わからなかったら引退…)


ふたつめは、和菓子には餡子が使われるから。

餡子は、ただ甘いだけではなく、酸味がある。

製造過程で上白糖が使われるので、上白糖だけにフォーカスすればビター系の方が合いやすい。

ただ、餡子という塊で捉えるとたしかに酸味系のコーヒーとも合う。


よくよく考えてみると。

コーヒーには、酸味もあるし、苦味もある。

ただ苦いだけじゃない。

和菓子の餡子には、砂糖の甘味もあるし、酸味もある。

ただ甘いだけじゃない。

だから、和菓子に合わせるコーヒーが酸味系なら全体が酸味寄りになるし、コーヒーがビター系ならバランスが取れた味わいになる。


つまり、そのとき自分が欲する味わいのコーヒーを選べば、和菓子との相性は自然とよいものになる。

それに加えておそらく、和菓子屋さんも季節に合わせて人が欲する味わい(さっぱりめとか、しっかりめとか、口当たりの感じとか)もコントロールされているように思う。


ようするに、和菓子には「そのとき自分が飲みたいコーヒー」を合わせれば結局、はずれようがないのでは?と思った話。

合うべくして合ってる気がしますね!


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