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新卒から20年勤めたソニーをやめてMoTに入社した理由

こんにちは、HR本部副本部長としてMoTに8月に入社した小澤です。
2001年に新卒から20年以上勤めたソニーを退職し、45歳にして初転職でMoTに入社しました。
今日は、私と同じように大手からベンチャーへの転職を考えている人の参考になれば、と思い記事を書いてみます。


最初に私は誰?自己紹介とMoTへの転職背景

初めにこのnoteを書いている小澤ってどんな人?というわけで、自己紹介させてください。

45歳で小6の娘がいる1児のパパ。趣味はサーフィン、スノーボード、釣り、キャンプなどアウトドア系ばかりで、週末は大体外にいます。性格は、「いつも楽しそうだね」と言われたり。悩んで眠れないといった経験はこれまで一度もありません。

キャリアは2001年に新卒としてソニーに入社し、それ以降、ずっと人事を経験してきました。

もともと大学の選考は理系で文系就職する気は全くなかったのですが、自分が就職活動時期にソニーでインターンの第1期生を募集していました。
当時は募集が文系職種しかなく、一番エントリーの課題が簡単そう、という極めて不純な理由で人事のインターンポジションにエントリーし、(運よく?!)合格してしまいました。

人事って何するのか、もよく分からず、インターンで2週間仕事してみました。
理系としてはごく当たり前の思考プロセスで与えられた課題を説いたところ、「小澤君の考え方って面白いね」と好評いただきました。
人事って文系の人が9割以上で、そのなかで理系の思考プロセスがうけたようです。
それを見て、あ、理系出身の人事として仕事していくのは、希少価値があってありかも、と思い、そのまま、ソニーの人事としてキャリアをスタートしていくことになりました。

ソニーでは色んな仕事を経験させてもらいました。
HRBP、人事担当役員のスタッフ、UKでヨーロッパにいる駐在員の人事、本社海外人事として駐在員の給与制度の全面改訂時の設計/導入/運用、人材開発・組織開発、ソニー不動産の立ち上げなど。

中でも2015年から5年弱ほどかかわったソニー不動産の立ち上げは、MoTに転職するきっかけにもなりました。
私が入った当時は社員数25名ほど、そこから採用しまくり、不動産事業にフィットする報酬含む各種規定、制度設計、など事業成長に必要な人と組織に関連する取り組みはなんでもやりました。

IPOに向けだいぶ準備も進んだ状況で本社に帰任したのですが、ソニー不動産時代の「人事」という領域にこだわらず、人と組織に関することで、会社の成長に結びつきそうなことは何でもやる環境。やった結果、会社が成長していく、でも自分が判断を誤るとお金&時間という会社の大事なリソースを無駄遣いして、会社が成長しない。そういう、伸るか反るかのひりひりする環境で仕事ができることの充実感がたまらなく面白く、本社に戻ってからも、またどこかで成長過程の会社で人事をしたいな、と思っていたときにMoTと出会い、迷うことなく転職を決意しました。

周りからは、45歳で初転職って、よく決心したねーとよく言われますが、全く迷いはありませんでした。それは、面接で根掘り葉掘り聞かせてもらったMoTの中長期の成長ポテンシャルと社会に与えるインパクトのめちゃ大きい事業構想と、その構想を、川鍋さん(会長)、中島さん(社長)という経営者と一緒に、人事としてどうやって成し遂げていくのか、というわくわく感で心が満ち溢れていたからでした。

MoT入社から4か月経って感じること

そんなわくわく感に突き動かされ、転職して4か月ちょい。
その中で感じたことですが、

①ドベンチャーではない
まず入って最初に驚いたのが、めちゃめちゃ優秀な人が多いことでした。優秀と言ってもいわゆるおりこうちゃんタイプではなく、やる気と生命力に満ち溢れて頭もキレキレな人、めっちゃいます。その人たちが、会社の理念である「移動で人を幸せに。」を本気で想い、同じ北極星を見ながら、仕事をしている。
ソニー不動産の経験で、めっちゃ優秀な人に同じ船に乗ってもらうことの難しさを実感していたので、驚きでした。

また、順調に資金調達してきたおかげで、資本もある程度潤沢にあるため、ベンチャーにありがちなお金を使うことに対してのキリキリ感が薄いということも次に驚いた点です。これは、いいことでもありながら、一方で、株主からお預かりした限りある資本を、脳みそが汗かくぐらいめっちゃ考えて、大事に使うというスタンスを失わないように気を付けなければいけないなとも感じています。

でも、新しい事業の立ち上げや、コーポレートとして未整備な部分はたくさんあり、ここはベンチャーだなぁ、と。

結果、めっちゃ優秀な人と一緒に、必要であればお金もかけれて、未整備な部分の立ち上げや、新しい事業の立ち上げにかかわれるという環境、フェーズです。

②めっちゃ情報開示!
次に驚いたのが、めちゃめちゃ情報開示をすること。毎週金曜日の夕方に「Weekly Stand Up(通称 WSU)」という週次のオンライン全社ミーティングがあり、その場で、その週に起こった色んな事が川鍋さん、中島さんの軽快なトークで共有されます。例えば、取締役会でこんな会話があった、とか、資金調達の状況など、私の中の常識では、全社にここまでは共有しないよね、という情報が包み隠さず、共有される。
社員を心底信用していないと、ここまで共有できないと思います。
ド、がつくぐらい性善説な自分としては、一層会社、経営者とのフィット感を感じることができています。

③文化の醸成これから
上述のWeekly Stand Upで情報を開示していく文化や、横のつながりを重視する部活動(部署関係なく、趣味でつながる)、3か月に1度実施しているワーケーション(いろんな部署の人と一日オフィス外で時間を共にし、つながる)など、MoTの文化に繋がるスタンス、アクティビティなどはしっかりあります。
でもまだまだ、これってMoTっぽいよね、という感覚は人によって異なると感じていて、MoTの文化はこれから作っていくフェーズなんだな、と。

MoTサーフィン部

2020年に2社が統合して、今のMoTができて、統合のごたごたの中、およそ1年半の間に1/4ほどが退職。その後順調に経験者採用で採用し、今、半数以上が2020年以降に入社した経験者採用の人たち。
自分含め、経験者採用で入社した人たちは多かれ少なかれ前職のバックグラウンドを引きづっているので、それも影響しているんだと思います。

そんな中で、Mobilityという公共性の高い事業を行う会社として、末永く社会に必要とされる会社であり続けるため、100年続く会社である必要があります。
そんな100年続く会社であるためにはどんな文化であるべきか。フェーズによっても変わると思いますが、短期目線もありつつ、人事の施策は中長期で効くものばかりなので、どんな文化でありたいか、を、人事としてどうやって形にしていこうかを妄想し、わくわくしながら仕事しています。

最後に

というような4か月経って見えている景色でした。
上記と一部かぶりますが、MoTに転職してよかったな~と思うのは、

・スペースがたくさんある
短期、中長期を問わず、会社に必要だけれども手が付けられていないことがごまんとあり、自分が動くと会社の成長につながるスペースが沢山ある状況です。
自分が動くことによって、会社が成長していく!と感じながら仕事をしていける環境は本当に幸せ!と感じながら、仕事できる環境は、幸せです。

・優秀な人と仕事ができる
やる気と生命力に満ち溢れてキレキレ、前職で事業の立ち上げ経験や、経営者経験、私のように大手の経験など多種多様な人がいる人種のるつぼ。そんなDiversityに富んだ環境で、「移動で人を幸せに。」という北極星を目指して一緒に仕事をして行ける環境、最高じゃないですか?!

・次の世代により良い日本を残す
自己紹介で書けばよかったのですが、自分の娘が「あぁ、日本に生まれて育ってよかったなぁ」と思える日本になるように貢献していきたいというのが、自分が仕事、生活をするうえで一番大切なものです。(人生の目標的な)
MoTでMobilityという社会公共性の高い事業、交通課題という社会課題の解決につながる事業を立ち上げていくのは、娘にいい日本を残すことにつながる、と仕事と人生の目標がダイレクトにリンクしながら仕事をできるのも、この上ない幸せ。腹の底からモチベーションがわいてくる環境です。

日本の大手には優秀な人材がごまんといます。大手よりもベンチャーのほうが、一人の人が仕事を通じて社会に与えられるインパクトが大きいな、と実感しています。この大手にいる優秀な人たちがベンチャーに移り、大手で得た経験を世に還元していくサイクルがもっともっと回ればいいのにな、と感じています。
このnoteがその一助となれば、幸いです。
以上、小澤でした!


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