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「痛み」の向こう側

痛風である。
痛風とは読んで字のごとく、風が吹いても痛い病のこと。僕の場合は右足親指の付け根。

これがどのくらい痛いかと具体的にいうと、寝る時に布団に入って眠ったとしても、布団が親指に擦れて痛みで飛び起きたり、それでも我慢して朝を迎えると涙で顔の周りがぐちょぐちょなくらい。

あと例えるなら、筋肉注射あるじゃないですか?刺したあとも刺したところをグニュグニュやるやつ。あれの痛みの5倍くらいがずーーーーっと続くくらい。終わりが見えない。逆に終わりたくなる。

それが、痛風。

さて、そんな痛風のとき僕が考えてることはというと。

痛い

これのみである。
もちろん

え、これどうやったら痛くなくなるの?
そもそも動けないのにどうやって病院までいくんだ?

みたいなことも考えるが、全てこの痛みの原因である痛風に思考が奪われる。

僕が普段どれだけ人に優しくできてても、世の中を良くしたいと願ってても、痛風には勝てない。
その時の僕は

痛風 >>>>> 世界平和

なのである。
マズローの5段階欲求がどれだけ当たっているかは知らないけど、少なくても僕は近々の痛みを優先順位の一番上に置いてしまう。

ただこれは少し救いのある話でもある。
痛みが消えたあと、僕はまた人に優しくすることを考えられるし、社会を進めることに想いも馳せられる。根本的にしょうもない人間なのではなく、単に痛みがランキング1位に急浮上してただけ。

これは必ずしも痛みだけじゃなくて、例えば「お金がない」とか「居心地のいい場所がない」とか「仕事がストレスだらけだ」とかで、容易に思考や想いの優先順位1位をそれに奪われてしまう。

つまり、まずそれらを全て満たしてやれば、自ずと人間というやつはポジティブなことに向かうんじゃないだろうか。
なんかそんな風に痛風を経験して考えられるようになった。

とりあえずもうビールは飲まない!(たぶん)

おあとがよろしいようで。

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