表現の推進力について


知っていることから段々と「あたりまえ」のことになり、興味を失っていくことを考えると、「知らない」力ってすごいなぁ、と思う。

それは、これから出会うということ。

新しいものに出会っていく、「知っていく」ことのエネルギーが、自分を次のステージに連れてってくれるんじゃないか。と、思っている。

わかったふりではなく、心と体、あと頭が、ちゃんと「発見した」ということを実感しなければならない。ドキッてするし、ビビビッてするし、ハッとする。

だから、わからない。って、これからわかるって、すごくワクワクすることだと思う。

正しいをわかった気になるんじゃなくて、自分の見解を見つけること。それを広げていくこと。そんなところが、各々の表現の指針になると思う。答え合わせが必要なんじゃなくて、自分の考えを見つけること。

自分の考えと、他者との考えにはどれだけ距離があるのか見極めること。何が違うのか考えること。これも、「知っていく」「出会っていく」推進力だと思う。

目の前のその子と本当に出会えているのか。作品について、わかった気になってないか。まだまだ知らないんじゃないか。

知りたいよね。知りたくなるから、芸術の端くれで僕は、何処に中心があるのか、先はどこか、ずっと目の前の「知らない」に向かって歩いている。



んじゃないかな。

具体的に書けることが見つかったら、また書きます。

なるせなるきよ

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