新たなストックサイトに挑戦:Adobe Stock
2019年、ストックサイトに写真やイラストを投稿し始めた。サイトは、PIXTAと写真ACだった。2023年末からAdobe Stockに投稿したら、好調なので驚いている。
なぜ、Adobe Stock?
ずっとPIXTAをメインに投稿してきた。2024年半ばには、投稿数が8000枚
を超えた。その数のためだと思うが、月に20枚近くダウンロードされている
。しかし、収益は安く、1枚30円にも満たないのが普通だ。なぜかというと
、定額制でダウンロードされることが多いからだ。定額制とは、月額一定の
料金を支払えば、その金額に応じて決まった枚数をダウンロードできるシス
テムである。
PIXTAでは単品購入されないと収益を上げることは難しい。
ダウンロードする人にとっては単品購入するよりは、定額制を使って購入
した方がコストを抑えられるため、メリットは大きい。そのため、定額制を
利用する人が多いように感じる。
購入方法によって単価が決まるが、細かいことを除くと次のようなイメー
ジとなる。単品購入では1枚少なくとも550円はかかるが、定額制を利用すると約92円に抑えることができる。
このように購入者にとってメリットが大きい定額制だが、売り上げの三割程度を受け取る投稿者(私)にとっては、モチベーションが上がらない。
Adobe Stockであれば、より多くの人の目に触れるのではないか、そうすれば売れる機会も増えるのではと思い、始めて見た。結果は上々だ。
Adobe Stockを始めて、一年は経っていないが、週に1枚はダウンロードさ
れている状態が続いている。1枚は約100円の収益になるようだ。PIXTAでは
最初の2年ほどはほとんどダウンロードされなかった。
こんな投稿をしている
今では、PIXTAとAdobe Stockがメインだ。まず、PIXTAに投稿し、その後
、構図が似ていそうなものは除いてAdobe Stockに投稿する。少しでも似た
ような写真だとAdobe Stockでは却下される。ストック数をPIXTAほど増や
せないのが現状。
PIXTAには8000枚程のストックがある。ほとんどがAdobe Stockには未投稿
なので、一枚一枚確認しながら投稿している。似た写真は除き、さらに明る
さなど見た目の改善が必要なものはレタッチし直している。それでも「品質
の問題」で却下されることが多く、頭を抱えることもあるが、クオリティー
を考える材料だと割り切っている。
面白いことに、PIXTAでは数年経っても売れない写真やイラストがAdobe
Stockでは比較的売れている。PIXTA利用者以外の目に触れた結果だと思って
いる。
ストックサイトで稼ぐという観点からすると、私の行っていることは非効
率的だ。しかし、退職している身にとっては朝の一仕事で、生活ルーチンを
作り出すことに役立っている。
ストックサイトの使い分け
PIXTAと同時期に写真ACを始めた。その後、イラストACも始めたが結局や
めてしまった。それは、著作権の問題が気になったからだ。
写真ACとイラストACは、同じ会社であるACワークス株式会社が運営している。写真やイラストを投稿すると、それらの著作権はACワークス株式会社に譲渡される。
著作権が譲渡されると、自分の作品でTシャツを作って販売したり、印刷
物で使用したり、コンテストに出品することが制限される可能性がある。自
分の作品を活用しようとする際に、足かせになるようなことは避けたいと思
った。
写真ACは続けているが、投稿する写真は、PIXTAやAdobe Stockとは異なる
。それは、著作権の問題を気にしているからだ。
どのようなものを投稿しているかというと、PIXTAやAdobe Stockに投稿す
るにはクオリティーが低いものや、過去にPIXTAに投稿したがクオリティー
が低いと判断して削除したもので、Adobe Stockには投稿しないと決めた作
品だ。
写真ACは無料でダウンロードできるサイトだからだろう、月に100枚以上
はダウンロードされている。1枚当たり約3円の収益になる。ダウンロードの
頻度だけがモチベーションだ。
稼ぐ気にはなれないのだけれど
退職後、始めたストックサイトへの投稿。当初は稼げればという欲があっ
た。でも、今はさにあらず。一日のルーチンを作る手立てにしている。モチ
ベーションになるのは、ダウンロードの頻度と収益だ。双方を同時に満たすことができるのはAdobe Stockかもしれないと感じている。
まとめ
よくできた作品は、制限を受けず自由に使っていきたい。だから、著作権
を譲渡したくない。
ストックサイトへの投稿は、退職後の生活ルーチンを作るのに役立ってい
る。ある頻度でダウンロードされることと、ある程度の収益がモチベーショ
ンだが、投稿を続けるなか徐々に低下していった。しかし、Adobe Stockで
の活動が、落ち込んでいたモチベーションを上げてくれている。