見出し画像

はじめまして、くもん出版です。

本日から、noteをはじめることになりました、
くもん出版です。

「くもん出版」…ご存知でしょうか?

「やっててよかった公文式! のくもんね」
「くもんいくもん!」
「小学生のころ、学習していました!」といってくださる方もいらっしゃいます。

もちろん、まちがってはいませんが、少しだけちがいます。
かんたんに紹介させてください。

世界57の国と地域で372万人(2021年3月現在)が学習する、公文式教室を展開しているのは「公文教育研究会」。「くもん出版」は、公文式教室で使用する教材をつくっている訳ではありません。グループ会社として、子どもの教育に関わる出版物や玩具等の教育関連商品の開発・販売をしている出版社です。

公文教育研究会出版部門として発足し、1988年に株式会社くもん出版として分社、独立しました。一人でも多くの子どもたちに、そして成長したいと願うすべての人に向け、「読む楽しさ、知る・学ぶ喜びを提供したい」と、日々活動しています。

2歳から、ひらがなやすうじの学習ができる「くもんの幼児ドリル」。
赤ちゃんがおいしいもの、すきなものに出会うたび笑顔になる絵本『に~っこり』。
自学自習で「基礎力」アップをはかる中学生向け学習参考書問題集「基礎がため100%」。
成人向け脳トレドリル「大人のドリル」。
47都道府県をパズルにした玩具「くもんの日本地図パズル」や駒の進み方が書いてある「スタディ将棋」…などなど、
0歳から大人まで、さまざまな商品をつくってきました。

書店や玩具店で、目にされたことはあるでしょうか? 
え! くもんは絵本を出しているの? 玩具も? 知らなかった! という方もいらっしゃるかもしれませんね。

くもん出版のモノづくりは、子どもたちに学ぶところからはじまります。
たとえば、はさみで切ったり、のりではったりといった工作のドリルがあります。これは、子どもたちがはさみの練習として、新聞紙を切っているのを見たことから、企画が生まれました。
工作は、学習の土台になる、手先の運動能力を高めるのに役立つもの。であれば、はさみを使うことが楽しくてたまらなくなるようなものを使わせてあげたい。

子どもの小さな手でもあつかいやすいものは?

しっかり切る感触が味わえる紙は? 

はじめてはさみを使う子どもは、いきなり長く複雑なものは切ることができないので、短いものから長いものへ、直線から曲線へと小さなステップを細かくつけて。

最後まで楽しく、すらすら進められて、しかも一冊終えたら、力がついている。遊びが学びになる商品を提供したい。そんな思いで出来た商品です。

子どもたちに学ぶという姿勢は、商品を届けるときも大切にしてきました。

たとえば、私たちは、書店で「幼児ドリル体験会」というイベントを長く続けてきました。これは、お客さま(子どもたちと保護者の方々)と直接話をしながら、幼児ドリルを体験していただくものです。モノづくりの部署だけではなく、総務、経理、製作、営業…と全社員総出で、スタッフとして行っています。2014年からはじめて、のべ1097店舗で開催、3万7486組の親子に体験していただきました。(2020年1月)

幼児ドリルをお客さまに知っていただくことはもちろんなのですが、私たちがつくった商品を子どもたちがどのように使ってくれるのかを私たち自身が直接目にすること、お客さまの生の声を聴くこと、も大事にしてきました。目の前で、はじめてえんぴつをにぎった子どもたちが、線を引き、ひらがなやすうじを書く。「できた!」と誇らしげな子どもたち。わが子の成長におどろき、喜ぶ保護者の方々。子どもたちの成長の瞬間に立ちあえること、それは私たちの喜び、誇りであり、なにより強く責任を感じるものでした。

しかし、この「幼児ドリル体験会」は、2020年2月から開催できなくなりました。
私たちの商品を知っていただく場、直接お客さまの声を聴く場が失われました。さらに、なくなってみてはじめて、くもん出版のこと、くもん出版で働く私たちのことを知っていただく場も失ってしまったことに気づきました。
いつかは再開できるときがくるかもしれませんが、いま、お客さまとつながることのできる新しい場所がほしい。それがnoteをはじめる理由です。

私たちはこんな思いで、この本、あの玩具をつくりましたとお伝えしたい。
そして、読んでいただいた、遊んでいただいたお客さま、いかがでしたか? とうかがってみたい。


noteという新しい場所での、ことばの、思いのキャッチボールのなかで、私たちくもん出版のことも知っていただきたいと思っています。
お付き合いいただけたら、うれしいです。
どうぞよろしくお願いします。
(マーケティング部 山田)