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徒然雲 【大雨時行たいうときどきにふる】 七十二候

本日8月7日まで暦(七十二候)は『大雨時行』

まさしくその通りのお天気。
台風6号の影響や、熱帯低気圧で各地で大雨の注意情報が出ています。

いつもなら朝6時にはジージージャージャーシャーシャー
蝉の鳴き声が始まるのですが、(ミーンミーンというのを聞かない)
今日は静かだと思ったら外は雨模様。
曇りなので少しは涼しいかと期待したいところですが。。。
高湿度でますます不快指数は上がる気配。

奈良も南エリアでは熱帯低気圧の影響の集中的な大雨があったよう。

台風6号、名前は『KHANUN(カーヌン)』
今朝の大雨の張本人は『熱帯低気圧a』ですって。


雨の日、晴れの日、関係なく
朝の習慣の一つに、お香を薫くこと。
いつからのルーティンか思い出せませんが、
今はお香、海外にいたときは、インセンスと呼ばれるお香の一種を焚いていました。

ここ数年の定番は
大好きな箱根湯本の『天山』のオリジナル『天山香』
箱を開けた時の白檀の甘い香りが好き。


『天山』のことはまたじっくり語ります。



なかなか気に入った香立てを見つけられず
ならば作ろう。
と、100均の粘土で作った傑作。


モチーフは、見ての通りアレですわよ。

えっ、見えない? わからない?

おかしいなぁ。。。



さっと掃除してお香を薫いてコーヒーを飲む。
そして仕事に出る。
そんな1日のスタートが続いています。


もちろんそんな余裕もなくバタバターという日もあります。
そんな日は一日の終わりに薫いたり。

なんとなく落ち着く儀式?



このお香に添えられている『香十徳』

香十徳


香十徳の誕生には諸説あるようですが

960年ー1127年の中国王朝「北宋」の詩人・黄庭堅(こうていけん)が作った詩であること。
その後、一休禅師によって日本に紹介されたというもの。

というのが有力とのこと。

漢字というのはよく出来た文字ですね。
四文字で的確な意味を持たせ、伝えることができるシンプルかつ明瞭。



この『天山香』
京都の『山田松香木店』が造っているものでして
老舗の香木店。

こちら東京にも支店があり、横浜にいる時に半蔵門店に訪れたことがあり、
そこでは『文香』をいろいろ入手したものです。

それを今年の母の日の、母への荷物に添える手紙に入れようと思ったのですが
見たら、5月に桔梗(8月の花)で、なんだか季節がズレていて間抜けと思い
やめたのでした。


露桔梗


桔梗



文香、名の通り
手紙などに添える香り。

これはワタシのようなザックリ人間には似つかわしくないのですが笑

以前、学生時代の友人からの手紙に入っていて感動したのが出逢い。

素敵!

心の余裕を感じます。

なので余裕がなくても真似してみると、なんだか余裕が出てきそうな。。。

お香も同じかな
余裕のない朝も、香りを焚けばちょっと落ち着いた優しい気持ちになるような。



そんな文香、今の時代手紙を出すということがほとんどなく
出番がないのが現実ですが。。。


せっかくの8月の桔梗の香り、
手紙に添えて送りたいものです。






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