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徒然雲 突撃!となりの本棚【明日香 神籬】

溜まっていく写真と綴りたいこと・・・
デスクトップの写真のかたまりを引っ張り出しアップロードする。


その前に今日は朝、ちょっと嬉しい出来事があり
こんな感じの内心だった笑

小躍り



さて本題。

少し前の明日香を歩いた時のはなしです。

これまたもっと前に飛鳥坐神社を訪れたときに知ったお店で
その時にちらっと店内を見せていただき、かなり興味深く拝見し、
改めて訪れようと思ったのが

神籬(ひもろぎ)

もともと呉服商を営まれていたという旧家、その建物をお店として
古布や古伊万里などのアンティークを置かれているとともに
食事もできるというお店。


神籬、恥ずかしながら知りませんでした。

神籬(ひもろぎ)とは、神道において神社や神棚以外の場所で祭祀を行う場合、臨時に神を迎えるための依代となるもの。
古来、日本人は自然の山や岩、木、などに神が宿っていると信じ、信仰の対象としてきた。そのため、古代の神道では神社を建てて社殿の中に神を祀るのではなく、祭りの時はその時々に神を招いて執り行った。その際、神を招くための巨木の周囲に玉垣をめぐらして注連縄で囲うことで神聖を保ち、古くはその場所が神籬と呼ばれた。

wikipediaより

漢字は当て字で、ひ」は神霊、「もろ」は天下るの意の「あもる」の転、「き」は木の意とされ、神霊が天下る木、神の依り代となる木の意味となる、とのこと。

なんとも神秘的なことばとその意味することであり、日本人の自然信仰を言葉で垣間見ることができるとは。




入り口




藁にヒカゲノカズラと烏瓜




このお店になぜそんなに気になったかというと・・・

こちらの本棚がワタシのどツボにはまるスキなものだった!

お店を入って、手前の部屋に上がったところが食事のテーブルが置かれ
その周りの壁際の古い家具に本がずらりと納まっている。

前回訪れた時に、もう”なんじゃこりゃ〜!?”と大興奮。笑
そして今回改めて見せていただき、やはりステキ!

ご主人様の所蔵とのこと。

飛鳥、明日香村の歴史関連の本がとにかく多数ある。
おそらく地元でしか発行されていないような史書があり
写真を撮りきれていないが、一度じっくり拝見してみたい。


そして万葉集関連もたくさん。


飛鳥関連


万葉集関連




また民俗系、染織系の本も興味深いものばかり。






飾られているものも
素敵な古物




また小説系では、初版という超レアものもずらり・・・



初版


初版




まだまだじっくりゆっくり拝見して、写真も撮りたかったのだが
なにせ、テーブルで食事中の方の後ろを這いつくばって撮影していたという
なんとも図々しい客でありました。


個人の本棚というより、ちょっとした歴史資料館的な本たちで
活字好き、本好きにはたまらない空間だった。


なかなか人様の本棚を見ることはできないので、とても興味深くまた面白い。

そして何より似たような趣向を持ちながら、自力ではその書籍にたどり着くことができなかったのが、
へ〜なるほど、こういう本もあったのね!と知ることができる。

それは本屋や図書館とはまた違った分類と収集である。


ということで、スキな本棚を探してみたくなった!

実はもう一軒というか一人ご紹介したい本棚がある。
これがまた鳥肌もの。

相棒のしゃもじ、じゃなくってデジカメ持って突撃してきます笑



神籬さん
お店の至るとこに季節ごとの花や植物が活けられているのが
とても美しく心地よい。



柘榴


ヒカゲノカズラ



そしてもう一つ、こちらで新たに知った素敵な言葉というか植物

ヒカゲノカズラ 日陰の蔓

名前がなんとも奥ゆかしいようなもの悲しいような・・・

古代から神事の際に襷にしたり、髪に飾ったりし
万葉集にも登場する植物。

山を歩いていて、もしかしたら見たことあったかもしれないが
こうして飾られているのを見るまで名前も存在も知らなかった。

とても美しい植物。

これを知って、先日の上北山村の滝の近くに生息しているの見つけた。
あーこうして生えているのね。
苔むす崖に生き生きと這っていた。



自然のヒカゲノカズラ




本も植物も歴史とともに自然に関わっている、素敵なお店。

今度は飛鳥名物の飛鳥鍋をいただきに行きます。







万葉を知る飛鳥の道。


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kumokichi
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