【勝ち易きに勝つ者なり】
「善く戦う者は勝ちやすきに勝つ者なり」という、
孫子の言葉を、
あなたも、聞いたことがあることと思います。
特に、私たちのように、
経営資源が少ない小規模経営の場合はなおさらです。
市場全体が斜陽している、
ライバルだらけの市場で戦って、
勝利するのは至難の業です。
例えば、トラック業界。
昨年、
トラック協会が発表した数字によると、
トラック10台以下の運送業者の、
55%が営業赤字となっています。
55%って・・・半分以上ですよ。
同じビジネスでも、
「誰もが勝てる時代」もあれば、
「たいていの人が負ける時代」もあるわけです。
半数以上が赤字の業界では、
赤字が「当たり前」ってことです。
たいていの人が利益を出せない市場で、
血のにじむ努力をするよりも、
「たいていの人が勝つ市場」でビジネスをするほうが、
利益を出しやすいのは、当然です。
「本業をやめろっていうの!?」と、
怒り出す人がいそうなので、
一応、フォローしておくと(汗)
本業を支えるためにも、
「勝ち易きで勝って」
利益を確保してはいかがですか?
という話です。
そうはいっても、
経済全体が鈍化している日本で、
「勝てる市場」を見つけるのは、
なかなか容易ではありません。
そんな中、
電子出版市場の市場成長率は、
なんと、12%超です。
12%成長率といえば、
日本の経済成長率でいったら、
1960年代の、
おおよそのビジネスが右肩上がりに推移していた、
「二ケタ成長」の時代の数字と同じです。
この時代は、
差別化がどうだとか、
マーケティングがどうだとか、
そんなことを気にしなくても、
誰もが利益を手にすることができました。
市場全体が、成長していたからです。
成長市場で戦えば、
ライバルと熾烈な争いをしなくても、
ビジネスがうまくいく確率が高いわけです。
今の日本で、
「二ケタ成長市場」を見つけること自体、
なかなか難しくなっていますが、
その、数少ない成長市場が、
「電子出版市場」というわけです。
そうは言っても、もちろん、
成長曲線は永遠に右肩上がりを続けることはありません。
導入期を経て、成長期を過ぎると、
やがて、成熟期を迎え、
衰退期へと移行します。
しかも、今の時代は、
このカーブの変化がとても速いので、
ぐずぐずしていると、
あっという間に、最適な参入時期が過ぎてしまいます。
電子出版市場の推移グラフを見るとわかるのですが、
今、市場は、
「成長期の前期から中期」に差し掛かっています。
ビジネスに最適な参入タイミングは、
ご存じのように、
「成長期の前期」です。
今、行動するのと、
1年後、2年後に行動するのとでは、
まったく同じ行動をしたとしても、
結果に大きな差が出ます。
「いつかは」と、
少しでも思っているとしたら、
今、行動することを心からおすすめします。
簡単に言えば、
慎重になりすぎているあなたも、
「ちゃっちゃと電子出版しちゃいましょうよ!」
って言いたいわけです。
それでは、またね、
コップンカー
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