第97話　落ち着かない日

きっと満月のせいだと思う。

なんだろう、この感覚。

なんだか落ち着かない、
そわそわしているような感じ。

今日は、部屋の模様替えをしている。
でも、なかなか進まない。
集中できない。

ちょっとやって、お茶を飲み
ちょっとやって、お菓子を食べる。
すぐ疲れちゃう。

目に付いた事を１つして、
ぼんやり違うことを考えている。

まるで夢の世界に居るみたいだ。
だからといって、
心地よくはない。

この落ち着かなさは、一体何なんだろう。

自分であって
自分でないような。

たまにある、この感じ。
明日には、いつもの私に戻っているのに。

もう、7月5日だ。
仕事に追われているうちに、
6月はあっという間に終わってしまった。

ちゃんと地に足を着けていないと、
フワフワ飛んでいってしまいそうだ。

そういう生き方は私には向いていない。
自分の足でしっかり立つ。
自分の事は自分で決める。

現実を作るのは自分自身だ。
人のせいにはしたくないし、
いい意味で、他人のことはどうでもいい。

興味の中心は、いつも自分自身だし
自分が見て感じたことが、全てなんだと思っている。

指図はされたくないし、
決めつけられるのは嫌いだし、
ペースも乱されたくない。

たぶん、人生の半分くらいは
自分の殻の中に閉じ籠っている。
そうしていないと、自分を守れないことを知っているから。

去年、今までの人生で一番と言っていいほど広がった人脈を、
今年は断捨離中である。

本当に関わりたい人は多くない。

思ってもいない言葉を言うのは、苦しい。
相手に合わせなければ成り立たない関係は、
もういらない。
疲れた。

書いているうちに、
フワフワから、ずいぶん強い私に戻っている。
明日を待たずに
戻れたらしい。

明日は月曜日。
また、慌ただしい一週間が始まる。

なんとか、模様替えも終わった。
物も断捨離しよう。
ついでに、少し増えたお肉も断捨離できたらいいのに。