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#42 母親歴14年。一通の先生からのメールで子育てを焦ることをやめました

こんにちは。くみです。

子育てをしていると、常に何かと比べて焦ることってないでしょうか。

「あれ?一般的な子供の成長曲線を比べて、うちの子は小さい」

「言葉の発し方が少ないし、大丈夫かしら。」
とか。

小さい時だけじゃなく、小学校に入ったら入ったで、周りはいろんな習い事をしてるけど、うちはやらせなくて大丈夫なのかとか。
それこそ山のように情報があるから、世の中の広告は大概、消費者の飢餓感や焦燥感を煽る仕組みになってるから常に何かと比較して焦ってしまう。

私は母親を14年していますが、ようやく焦ることをやめました。
いや、正確に言うと、「止めようとしています」 かもしれない。

アメリカに来てからのこと。
特に最初は焦っていました。

娘の学力について。学力というか英語力。
娘は日本でいわゆる中高一貫校の私立に通っており、生徒にとにかく勉強をやらせる学校でした。

ところがアメリカに来て、(わかっていたけど)オンラインだし、その特殊な環境の中でもいち早く英語力を付けさせないとって。
日本の私立学校も一旦退学しているんだから尚更頑張らないっとって。

親の私が焦っても仕方ないのに、焦る。
そんな私でしたが、焦るのをやめました。

きっかけは先生からの手紙(eメール)。
元々は、現地学校の英語の成績について私が問い合わせたところから端を発している。

先生からの返事にこう書いてありました。
 
↓一部抜粋↓

どうか、生涯学習としてスコアを考慮してください。と言うのは、日頃の学習において、彼女はとても一生懸命にやっているからです。彼女のスコアはその観点から言うと、全て標準(目標点)を満たしているし、何一つ心配することはありません。
彼女は期待通りに成長しているし、もし、そうでないなら、とっくに私の方からご両親にコンタクトし、改めて語学成長に向けた話あいを始めているからです。

どうか英語を学ぶと言うことに関して辛抱強くなっていただければと思います。新しい言語を学ぶこと、その音や文法に慣れることに彼女に時間をかけることを許してあげてください。
新しい言語を学ぶことは時間がかかります。
どうか彼女に、自分のペースで学び、うまく行っていると感じるための時間と余裕をあげてください。

(原文はこちら)
Please consider mainly the scores that are LLL (Lifelong Learning) because those are the ones that truly inform you of her dedication to her work on a regular basis. Those are all scores that meet the standard right now, so there is nothing to worry about. She is progressing as expected, If not, I would have already asked to meet with you about creating a success plan for her. 

Be patient with your daughter as she learns English. Please allow her time to acquire the new language and become familiar with the sounds and the grammar.  Learning a language takes time. Let's give her the time and space she needs to learn and feel successful at her own pace. 

これを読んで、私は超反省。

特に「どうか英語を学ぶと言うことに関して辛抱強くなっていただければと思います。」のくだり。

日本の元々行ってた学校の同級生と比較していた私。でもアメリカに来てるのに比較してどうなる・・・・。現地の生徒とも比較して気にしてどうなる。それぞれ歩みが違うから比較しても仕方ない。

娘はこちらに来てから学校以外にも英語の勉強を頑張っている。
先生はきちんとその点を認めて評価しているのに、私がみていなかった。


いや、見ていたつもりだけど、未来永劫アメリカにいるわけじゃないし、いつ帰国してもいいように早く英語力つけさせないとと焦っていた。

日本を離れることで、日本の子たちの学習進度から遅れるのはわかっていたし、今、焦ってどうなる?
14歳になれば、親が無理やり何かさせることはできない。
かつ娘がやっている努力、できていることに目を向けていなかった。

それを先生からのメールで気づかされたのです。

私がアメリカに来る時、一つの目標と言うか、教育方針を立てていました。
アメリカにいるのだから、異文化でしか体験できないことをしっかりやらせる。特に娘は日本における学習もしっかり確立しているので、英語学習やアメリカでの生活体験、学習体験と言うことをどんどんやらせてあげたいと。

娘の通う学校でも対面学習が始まり、毎日学校に通っています。
きっと学校でも英語に苦労しながら、それでも毎日過ごしている。

もちろん若い年齢のうちに思いっきり(できれば早く)吸収して欲しいと言う思いは今も変わらないけど、先生からのメールをいただいてからは、焦らない、しっかり今進んでいる一歩一歩を見るようにすると言うことが前よりもできて来た気がします。

千里の道も一歩から。
親の私の覚悟が少し足りなかったのかなと気づかされた出来事です

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