全米が泣いた。チキンサンド戦争
はじめに言います。
全米が泣いたって書いたけど、全米が泣いてません。
全米が泣いたってフレーズを使いたかっただけです。
ほんと、すみません。
ただチキンサンド戦争なるものがあったのはほんと。
数年前、アメリカでチキンサンド戦争というものが起きた。発端は2019年。ポパイズ(フードチェーン)が、新商品のチキンサンドを発売したところ、人気になりすぎて全米の店舗で即座に完売してしまった。
メリーランド州の店舗ではお客さんの行列で、口論が元になって殺人事件まで起きたとのニュースもありました。
恐ろしや。
イメージとしてはマクドナルドのチキンタツタバーガーやケンタッキーのチキンサンドを思い浮かべて欲しい。
バンズの中にビーフの代わりにチキンが挟まっているやつ。
そんなチキンを主役にしたチキンサンド戦争。
チキンを使っているが揚げたてチキンに、マヨネーズなどのソースがたっぷり。体重増加要注意の食べもの。
チキンサンド戦争の火付け役となったポパイズの店舗。
これがPopeyes(ポパイズ)のチキンサンド!
ポパイズのチキンサンドの対抗馬が「Chick-fil-A(チックフィレイ)」。
日本では馴染みのないファストフードかもしれないけど、アメリカでのランキングはマクドナルド、スターバックスに次ぐ3位!
In fact, it sales rose up 13% in 2020 to $13.7 billion 事実、売り上げは2020年に13パーセントアップして137億ドル(1兆7000億円くらい)というから文字通りチキンバーガーといえばチックフィレイという感じ。私の家の近くのチックフィレイもお昼近くになるとチックフィレイ渋滞ができてる!
そんなチキンバーガー戦争。
試してみようじゃないかと夫と二人で平日食べ比べしてきた!
チックフィレイは野菜が挟んでありますが、これは追加オーダーです。
何も言わなければほんと、チキンと申し訳ない程度のピクルスのみ。
見た目は二つともそれほど変わらない。
値段もほぼ同じ。
ただ日本人として言わせてもらいたい!
それにしてもコンボ(ポテトとドリンクセット)とか頼むと値段が高い!
ポパイはコンボで8.29ドル。
チックフィレイもコンボで8.85ドル。
単品でも5.29ドル。
日本人の感覚が抜けきれない私としては、
「えー、バーガーセットで1200円かいっ!」
とかなるわけです。
日本人のランチがよく、ワンコインでとか、のり弁に至っては390円くらいとかあるけど、やっぱり390円とかだとほとんど利益がないんじゃろうか。
企業努力とか言って価格吸収するんじゃなくて、きちんと値上げしてその分従業員に還元して昇給する方が健全な社会じゃなかろうか。
どうも「欲しがりません、かつまでは」的なマインドセットが色濃く残ってる気がする。
話がそれたけど。
チキンサンド食べ比べ。
正直、味の優劣はつけ難い、私的には。
どっちもおいしい。
ただチックフィレは創業者がキリスト教徒だったこともあり、日曜日は営業しないスタイル。
それなのにファーストフードチェーンとして全米で売り上げ3位!
ダイエットコークを飲んでいたら、店員さんが
「リフィルいる?(アメリカは飲み物のお代わりがただでできる)」と聞いてきて驚いた。
ファーストフード店でそんな風に声をかけてもらったこと今までにない!
そう言った意味でもチックフィレイは評価してあげたい!ブラボー。
+++++
え?
チキンサンド戦争なんて聞いたことない?
Googleさんにchicken sandwich war チキンサンドイッチ戦争と入力するとたくさん記事出してくれます。
そして私は発見してしまった。
ある記事を見ていた時のこと。
Best Fried Chicken Sandwichベストフライドチキンサンドの2022のウィナーがなんと、チキンフィレイでもポパイでもなく、バーガーキングのCh’Kingチッキングであることを!
あかんやん、
せっかく食べ比べしたのにバーガーキングのチッキング食べないといけなくなってしまったがな。
まだ挑戦しないといけない山を発見して、
全米じゃなく、私が泣いた週末。
アメリカに来たらやっぱりファストフード試したい!
そんなあなたはぜひ、チキンサンドをお試しあれ。
サポートいただけたら、noteの有料noteを購入するのに使わせていただきます。note内で巡る気持ちの送り合い (Pay it forward)をしていけたら素敵だなと思っています。