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日本へもう帰れないと思う理由:中国のドレスコードのお話し

日本と中国、どっちが楽って聞かれれば、間違いなく日本って答えます。

ただ中国生活が長くなってきて、日本に帰ったらいじめられるのではと心配になることがあります。

今日はいじめられると思う理由のひとつである「ドレスコード」についてお話しします。

結論から言うと、中国にドレスコードはありません。(主語大きすぎに注意!

中国にドレスコードはない

わたしは教員です。

大学院でも非常勤で日本語を教えていますし、勤務先では主任として仕事をしています。

そんなわたしの服装は365日同じカーキ色のチノパンに紺色のTシャツです。

もしあなたの町に身長170センチくらいで、太めの体型で、紺色Tシャツ日本人(おっさん)がいれば、それは私でしょう。

◇◇◇

中国で暮らしていて服装のことでとやかく言われたことは、今まで一度もありません。

弊社経営者陣もジーンズにポロシャツというスタイルで出社しています。

銀行などでもノーネクタイでスラックスに白のワイシャツですので、ドレスコードは高くないです。

ただ役所などは制服を着ていることが多いです。

それで中国はとにかく服装が楽です。

しかもわたしは南方で暮らしています。季節は12ヶ月中10ヶ月は夏、1ヶ月くらいは肌寒いという場所です。

ですから寒いときでもTシャツにパーカーで過ごしています。

たまにスラックスにシャツ着てジャケットを羽織っていくと、今日はデートですか?って聞かれます。

とにかく服装に関して無関心です。

ノームコアなんて素敵なもんじゃない

ジョブスとかの偉人が毎日同じ服を着ていたって有名です。

ああいうスタイルをノームコアっていいます。

わたしも「ノームコア」って言いたいところですが、そんな立派なものではなくて、ただ面倒臭いのと、誰からも文句言われないことを良いことに同じ服を毎日着ています。

もちろん毎日洗濯していますよ。

本当は髪型もスーパーショート、つまり丸刈りにしたいのですが、これは意識しなくてもあと数年で強制的に丸刈りスタイルになりそうですので、今は短めの髪をワックスでボサボサにしています。

日本にいた頃のわたし

わたしの母親は服装に厳しく、とにかくいろいろ口出ししてくる人でした。

母は「みっともない」とか「人と違うっていうのが許せない性格」だったようで、いつも無難オブ無難なスタイルを強要されていました。

自分で服を買うようになってからは、ブルックス・ブラザーズとエディ・バウワーの服を着るようにしていました。

高級品とは言えませんが、それでもキチンとしているという雰囲気は出していました。親が面倒臭いというのもありましたし、自分に似合うと思っていたのでそこにストレスはありませんでした。

そして日本にはそういうスタイルが好きな人がやっぱり多いように思います。

◇◇◇

日本へ帰ったら今のノームコア崩れのようなTシャツスタイルは通用しないように思います。

日本語教師を続けるにしても、Tシャツってわけにはいかず、ワイシャツにネクタイになるのか・・・て思うとちょっと憂鬱です。

聞くと、日本ではオッサンがパーカーを着てるのも痛いと思われるらしい。パーカー楽でいいけどって思うんですが・・・まさに過干渉のお国柄です。

ですから、今のスタイルのまま日本に戻ると後ろ指を指されるどころか正面切って悪口言われかねないと思って心配しているわけです。

さて人民の皆さんのファッションですが・・・

中国人は好きな服を好きなように着る

羨ましいです。

細かいことを気にしませんし、人は人っていう判断が主流のように思います。

多種多様なファッションを眺めることができます。

ただ先日、同僚とZOOMで会議したときに彼女が中国の学生服(ジャージ)を着ていたのにはさすがにビビりました。

それって学校の制服だよね?って聞くと、楽なんだよね~って返事が返ってきました。そこまで自由なんだと驚きました。

◇◇◇

日本に帰る予定はないのですが、時々帰ったらいじめられるのではと思う理由を紹介しました。

他にも言葉使いや人間関係の距離の取り方、飲み会での作法などいろいろあるので、少しずつ心配を吐露したいと思います。

それにしてもわたしって本当に心配性で後ろ向きだな。こんなわたしが中国で普通に暮らしているってやっぱりすごいって思う(突然の自画自賛

それといろいろ祖国のこと言ってますが、それでも日本の暮らしの方が中国のより好きですよ。そこは誤解なく。

では、また明日!

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