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中国の物価上昇を肌で感じて、したたかに生きなきゃと思ったお話し

今朝、朝マックしました。

3年くらい前は、ほぼ毎日8時半ごろマクドに行って、6元くらいのセットを買って、時間ギリギリまで食事をしながら、スマホを眺めたりしていました。

でも今は在宅ワークがほとんどですし、そもそも朝ご飯を食ません。ですから、本当に久しぶりの朝マック。パンが美味しくなっていたのは嬉しかったのですが、お値段が14元だったことに驚きました。

安いものでも9元くらいでしたので、3年という期間で値上がりしていたんだなって気がつきました。

その他、電話料金や電気料金なども以前より値上がりしているように思います。激安なものは少なくなり、物価は徐々に上昇しています。

ただマクドでご飯食べながら、3年前と今とでマクドの客層に変化はないし、賑わいもほぼ同じなのは面白いなと思いました。

日本にいるころ、コスパが悪くなったら使わなくなるってことがありました。

500円で済んでいたランチが650円になったら行かなくなるって奴です。ネットショップをしていましたが、その時の鉄則は売れているなら値段はいじるなでした。高くしても安くしても売れなくなることが多かったです。皆さんコスパに敏感なんです。僕もだけど。

でも中国のマクドでは値段を上げても、客層が変わらない。つまりマクドで朝食を取る層はコスパを気にしない。彼らの収入も向上しているのでしょう。

市内で蒸しパンやシュウマイ、肉まんのようなものを売っている人と友だちになりました。世間話していると、値上げしないと割に合わないけど、値上げできないと言ってました。

値上げできない理由として、1)ターゲットとなっているお客さんは値上げすると買わなくなる。2)近所に安いものを買う人が少なくなった。この2つを話していました。

なるほど、この物価向上中の街にも収入を伸ばせずにいる人がいるんだなと。そして、安いモノを買う人がいなくなっているのも興味深いです。

家賃が上がり続けているので、低収入の人が近隣にいなくなってしまい、出勤時に1元とか2元のパンを買うような人もいなくなったそうです。もうすこしお金持ちの層はマクドとか、スタバを選ぶと言ってました。

そしてマクドで食べる人は1元のパンを食べなくなるよ〜と嘆いてました。確かにそうかもしれません。そしてお店の家賃も上がり続けているので売り上げても売り上げても経費に追いつかないと話してました。

つまり物価が上がり収入もあがるという経済的に良い流れがあるように思えても、淘汰されていく層もあるってことです。

蒸しパン屋のご主人は、今のお店の契約が終わったら引っ越すと言っていました。経済的に発展していない場所なら良い仕事なんですよと言ったご主人はたくましいなと思いました。きっとどこかで頑張ってると思います。

さて中国で暮らすわたし。

正直日本語教師の給料では楽な暮らしはできません。やりくりしたり、副業をしながら乗り越えていきしかなさそうです。でも蒸しパン屋のご主人のように、出来ることを見極めて、それを活かせる環境を探して行動するなら、まだまだしぶとく生き残れるんじゃないかな・・・なんて考えてます。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。