防災(愛川町日記 2014年7月10日)
台風が、近づく。
愛川町では早々に通行止め区間が設定された。
なんせ「史上最強」の台風だ。
今後の被害が最小限になることを願っている。
川と山に抱かれた愛川町にとって、災害が多面的になる可能性もある。
特に愛川町役場から田代や半原へ至る道は、途中で馬渡などの要所を含め、道が狭く、崖沿いを行く。
この道が生活道路として災害時機能するのか不安であるために、山を縫うようにバイパスが作られた。
技術の発展は目覚ましく、かつては到底道などは作れないところにまで今は道をつくり、それが町並みの形成過程に、たぶんに過程の終点に近い場合もあるが、大きな影響を与える。
半原を見ると、かつては養蚕で大変潤った町である。
しかし、今は道の悪さを指摘し、商店街を通過しない人たちも多い。
商店街にとって往来は重要視される。
災害時の利用する道を作る。
それは大切であるが
町作り、自然、歴史に配慮した道を作る必要はある。
今日は相模原のとある自治会を取材した。
あの震災以来、「防災」は自治体のキーワードとなっている。
横長の愛川町にとって周辺自治体との連携は当然不可欠である。
同時に、愛川町自体の防災力もつけなくてはならない。
避難所開設訓練などはあらゆるケースを想定した訓練が重要であるし、訓練が「たった一人の防災リーダー」を養成するのではなく「複数の防災リーダー候補」を養成するのでないといけない。
自治会費の何割かを消防団の活動に充てている自治会もある。
地元の事は、地元で護るのだ。
防災に答えはない。
しかし、たくさんの事例を振り返り、反芻することにより
最善の方法への近道はあるのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?