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帰ろう

藤井風さんのこの曲を初めて聴いた。 こんなにポップに明確に、死を表現した曲って私は知らない。開いた感覚。すごいなと思う。 死んだあと、帰る場所がある。みんな同じところに帰る。 何を手に入れたかには意味なく、 与えられるものがあることに感謝して、 与えられるだけ与えたら、 何も持たずに元いた場所に帰る。 死を想うからこそ、今をどうやって生きていこうかと思いを巡らせられる。 今あるいのちに思いを寄せることができる。 2020年にこの曲がリリースされたことに、意味

    • 祖母と紫陽花

      今日は祖母の三周忌。 2年前の梅雨時期、実家の庭でよく見ていた紫陽花。告別式の時、町のいたるところに見事に咲いた紫陽花を送迎のバスから見ながら、見えない祖母の存在を感じていたこと。そんな思い出から紫陽花を見ると祖母を思い出します。 祖母を花に例えるなら紫陽花だなぁ、と昔から思っていました。そんな色の服をよく着ていたからというのもありますが、梅雨空の下、緑の中で堂々と咲いているその佇まいが祖母の存在感と似ていたのだと思います。 祖母は89歳まで大きな病気をすることなくずっ

      • 小さいものにこそ、大きなパワーがある。

        小さいものにこそ大きなパワーがある、とは、最近見た動画のタイトルの言葉。本当にそうだよなーと思っています。 生きててほんとよかったなーっていう喜び<joy>って、ほんの些細な瞬間の中にあるのでは、と思います。何かを成し遂げた、とか、評価された、とかとは全然別のところに。 それは一瞬なのでなかなか言葉にしづらく、そして超個人的なので人にも伝わりづらい。でも思い出すだけで、私は元気になるし、楽しいなーって気持ちになる、まさにエネルギー源と言えます。 子供の頃から「そんなの大

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