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教師としての在り方を考えさせられる一冊。

 久しぶりの投稿になります、noteで読書会!

昨日と今日の2日間で読んだ本は、今YouTube大学で話題沸騰中の中田敦彦さんの著書、

『勉強が死ぬほど面白くなる 独学の教科書』です。

 YouTube大学の内容に対して、賛否両論あるとは思いますが、私は純粋に学ぶことに楽しさを感じているあっちゃんに好感を持ってます^ ^

語っている内容に間違いがあったり、扱うテーマに偏りがあったりすることもありますが、彼の学ぶ姿勢は、とても勉強になります。

一体どんな風にインプットを行っているのか?
どんな勉強の仕方をしているのか?

それが気になって購入しました。

この本は一言で言うと、

学び方を学べる本、です。

特に文系科目(歴史、政治経済、文学、英語)を学びたい、克服したいと言う人にはおすすめかなって思いました^ ^。

例えば、歴史は年号ではなく、ストーリーで追うと、とても面白い!とか、

人物に焦点を当てると、ヒューマンドラマを見る感じでハマってくる、と言うことが書かれてあったり、

文学はあらすじを読んだ上で読んだ方が、より内容を分かって味わうことができる

などなど、内容そのもの、というよりも、

学ぶ上での大枠と言いますか、「こうすると面白くなる!」というエッセンスをたくさん教えてくれる一冊だと思いました。

文量もそんなに多く無いので、中高生でもスラスラ読めるんじゃないかなと思います^ ^。
 
 
ただ、この本、教育者としても気づかされることが多くて、

個人的には以下のフレーズが心に残りました。

先生が、「自分の主観」で、「覚える理由」を生徒にきちんと伝える授業。これが一番大切なことだと思っている。

本当にそうだなと共感します。

浅はかな私の経験則では有るのですが、

面白い授業というのは、

教師がその教材の内容をとことん追求して調べて、「生徒に伝えたい!」と言えるくらいまで気持ちがのった時に、

かつ、それが生徒にうまく伝わった時に生まれます。

この内容は、こういう意味があるから、教えなくてはいけない、という自分の中での確固たる理由ができるかどうか。

教科書に載っているから教える、ではなく、

自分が大事だと感じていて、子どもたちの見方や考え方を変えることができる、と本気で思うから教える。

そここそが原点であると再確認させてもらえました。

忙しい業務の中で、教材研究をしていくことは大変ではありますが、上に書いたような自分の想いを忘れたく無いと思えた、

考えさせられる一冊でした。

こんなに付箋を貼りました(笑)


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